"おいない"の京都最新情報

   2019年 6月 13日 (木)  
 
     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
 京都五花街の芸舞妓たちが競演する合同公演「都の賑(にぎわ)い」の舞台稽古が十三日、宮川町歌舞練場で催された。公演終盤の「祇園小唄」に出演する各花街の舞妓計二〇人が異なる流派の舞いを合わせる初の合同稽古に臨んだ。
舞台では京舞井上流の家元井上八千代さんら各流派師匠の指導の声や手拍子が飛び交った。舞妓たちは体の向きや目線など細かな所作を確かめた。
公演は東山区南座で二十九、三十日午前十一時と午後二時半からの各日二回。先斗町の清元「北州」で幕開けし、祇園甲部地唄「鳥辺山」、宮川町の長唄君が代松竹梅」、祇園東の清元「青海波」、上七軒長唄「浪枕月浅妻」と続く。一等席一万二千円。二等席六千円。
 
   2019年 6月 15 日(金)

      【京 の 季 節 の 花 だ よ り】
 
 平家物語の冒頭に登場する「沙羅双樹(さらそうじゅ)」として知られるナツツバキが、右京区妙心寺塔頭・東林院で見頃を迎え、十五日に特別公開が始まった。
白い小さな花々がこけむした庭の上に転々とこぼれ落ち、涼しげな風情を漂わせている。
ナツツバキは、朝に咲いて夕には落ちてしまうことから生のはかなさを象徴するとされ、釈迦(しゃか)が入滅した時に傍らに立っていた沙羅双樹に擬されている。平家物語では「盛者必衰の理(ことわり)をあらわす」と記されている。
庭には高さ十五㍍の樹齢三百年以上のナツツバキ(沙羅)の老木が十一本植えられており、梅雨の時期に白い花が開くが、朝に咲き、夕方には散る、一日限りで散るはかなさや、幹が根元から二股に分かれていることなどから、仏教の聖木「沙羅双樹」になぞらえて親しまれ、「平家物語」の一節「沙羅双樹」をしのばせる。 毎年開花の時期に合わせて公開している。初日には花供養が行われる。
沙羅の花は雨上がりか雨降りの日、または午前中に愛でると、青苔と白い花の風情があり素晴らしく、苔の上に散り敷く様を心ゆくまでお楽しめる。今年の開花はやや遅く、見頃は二十日前後。
三十日まで。午前九時半から午後四時。 有料 一五八〇円(抹茶付き)
特別公開「沙羅の花を愛(め)でる会」は三十日まで。有料。
 
 東山区真言宗智山派総本山・智積院で六月十五日、宗祖弘法大師空海の誕生日(六月十五日)と宗派の高野山中興の祖・覚鑁(かくばん)の誕生日(六月十七日)にちなんで祝う法要で、青葉の美しい時期に催されることから「青葉まつり」と呼ばれている。
毎年智積院では、この誕生を祝う法要「青葉まつり」を行っております。
弘法大師は、中国に渡り日本に密教を伝え、高野山を開いた方です。真言宗の宗祖であると同様に、さまざまな業績を残され全国各地で尊崇されています。 興教大師は、弘法大師の教えを復興したことから、真言宗の中興の祖といわれる方です。 弘法大師のご生誕は宝亀五年(七七四年)六月十五日、興教大師のご生誕は嘉保二年(一〇九五年)六月十七日です。
金堂での慶祝法要に続き、全国各地から集まった山伏約五十人による柴灯大護摩供は、ほら貝が鳴り響く中、点火した護摩壇に無病息災などの願いが込められた護摩木が投入され、炎と煙が立ち上がる前庭で行われた。
同時に国宝の障壁画(長谷川等伯筆)や華道展も開かれます。皐月やツツジが見事な桃山時代の緑がまぶしい名勝の庭園、及び収蔵庫の障壁画の無料公開もあります。
 
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