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  浄土真宗本願寺派(本山・西本願寺、)は二十九日、夜間に同寺境内をライトアップするのを前に、試験点灯を実施。境内が計三二七台の照明で照らされた。
大谷光淳(こうじゅん)門主が就任したことを内外に披露する「伝灯(でんとう)奉告法要」の関連行事。
同寺に縁のない人が訪れやすいようにと、法要が始まる時期に合わせて、初めて夜間にライトアップする。

試験点灯では、江戸時代の瓦ぶきの建造物としては国内最大級の御影堂(国宝)や、本堂の阿弥陀堂(同)などが音楽に合わせて揺れ動く仕掛けのライトで照らされた。また、三層こけらぶきの楼閣建築、飛雲閣(同)は、七台のスポットライトで外観が照らされるとともに、内部の明かりが障子を通して広がり、滄浪池(そうろうち)の水面に映えた。
「花灯明(はなとうみょう)」のタイトルで参拝を呼びかける。青、黄、赤、白の四色のライトで照らし、仏教経典の仏説阿弥陀経に書かれた極楽浄土の世界を表現するという。
十月一~十日までの午後六時半から三時間。
大人五〇〇円、小中高生三〇〇円。