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京の秋をあでやかに彩る花街・祇園甲部歌舞会の公演「温習会」(十月一日~六日)の開幕を前に、総仕上げの「大ざらえ」が、会場となる東山区祇園甲部歌舞練場であった。
会場では京舞井上流家元の井上八千代さんが見守る中、芸舞妓が舞台衣装を身にまとい、次々と登場した。指導を受けながら舞台での所作を熱心に確認していた。
温習会は、祇園甲部の芸舞妓が京舞の精進の成果を披露する恒例の舞台。今秋は期間中に舞妓二十五人を含む総勢八十四人が出演する。
出し物は上演日によって異なる。
今年は上方唄が多く、「貝づくし」と「萬歳(まんざい)」では舞妓が華やかに舞う。井上流に伝わる「梅見船」や「江口」、「名取月」も披露する。
指定席 八五〇〇円、自由席 四〇〇〇円。