"おいない"の京都最新情報

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下京区真宗大谷派本山・東本願寺で四日、同派の僧侶になるための臨時の得度式があった。夏休み中の子どもたちが全国から集まり、初々しくお坊さんとしての第一歩を踏み出した。
宗祖親鸞の得度の年齢にちなみ、同派では満9歳で得度できる。夏休みの八月は子どもの希望者が多く、通常は月一回の得度式を二回に分けて実施している。
白色の装束姿の受式者たちは、午前9時すぎ、大谷暢顕門首から、一人一人の頭にかみそりを当てる「剃刀(ていとう)の儀」を受けた。くりくり頭の男児や髪を束ねた女児たちも、僧侶になった証しとして法名と墨袈裟(すみげさ)を授かり、最初の勤行に臨んだ。
今年は九歳児五十八人を含む男女一〇四人が参加した。

山紫水明の地・京都にとって、鴨川は憩いと安らぎの場として多くの人々に愛され“京都の顔”鴨川の清らかな流れはなくてはならないもの。
その美しさは盆地を囲む山々の眺望と相まって素晴らしい景観を創り出し、「涼」という字は水を意味する「さんずい」に「京」と書くように京の夏の暑さをやわらげる、鴨川の水の流れそのものの情景で人々を魅了する。
その鴨川一帯を中心に毎年旧暦七夕の日に「京の七夕」が催される。
五日~十一日まで。【鴨川会場】・【堀川会場】・【北野天満宮】・【二条城会場】・【岡崎会場】・【京都府立植物園会場】・市内各ホテルなどでも多彩な協賛イベントがある。

毎年八月の盛夏に、鴨川の三条~四条間の河川敷で恒例行事「鴨川納涼」が五日、六日と開かれ、特設ステージでは数々のイベントが楽しめる。
全国の有志県人会がふるさと産品を販売する。今年で四十五回目。
イベントの一環として、ライトアップされた鴨川で昔ながらの友禅染の工程である友禅流しの風景を再現する恒例の「友禅流しファンタジー」が三日・四日の夜、三条大橋四条大橋間の鴨川で行われ、色とりどりの反物が川面に映えるファンタジー。
友禅流し友禅染の工程の一つで、のりや染料を川の水で落とす作業。
この伝統的な技法を後世に伝えようと、若手職人が川に入り、赤や青、ピンクなどの色鮮やかな反物を投げ、川面に浸して洗う作業を繰り広げた。

北野天満宮で五日、御手洗(みたらし)川で、古来の七夕神事を模した足つけ灯明神事があった。
地元の花街・上七軒の芸妓や住民らが、ろうそくを手にはだしで小川に入り無病息災を願った。
天満宮では江戸時代まで旧暦の七夕に川に入り身を清める「御手洗祭」が行われてきたが、明治以降に簡略化されていた。十一年後の式年大祭に向け復活を目指し、夏の京を光で彩るイベント「京の七夕」(十一日まで)の開始行事に位置付けた。
神事には約一〇〇人が参加。境内の御手洗川に足首まで漬かって約三十メートルを歩き、水みくじを引いた。その後、国宝の社殿にあり、普段は非公開の「石の間」を拝観した。
足つけ灯明神事と石の間の特別公開は十二~十四日に行われる。

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