"おいない"の京都最新情報

[ 祇 園 祭 シ リ ー ズ]
 

 祇園祭は二十一日、後祭(あとまつり)の宵々々山を迎えた。京都市中心部では、夜になると山と鉾が駒形提灯に照らされ、コンチキチンの祇園囃子(ばやし)が響いた。
後祭は、露店が出ない静かな祭り。市民や観光客は、豪華な懸装品や個性豊かなご神体人形をじっくりと眺めながら、そぞろ歩きを楽しんだ。
後祭の山鉾は、全三十三基中一〇基。京都市中心部の蛸薬師通以北に八基が立ち、それ以南の新町通に南観音山と大船鉾が立つ。
黒主山の町内では、マンション一階に飾り席が設けられた。六歌仙の一人で桜を見上げる大伴黒主のご神体人形が目を引いた。町内の各家の玄関先に、傘をかぶせた提灯が掲げられ、祭り風情を醸した。近くの浄妙山では、平家物語に登場する一騎当千の筒井浄妙明秀と一来法師、鯉山ではヒノキ製の巨大な鯉の木彫が飾られた。

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下鴨神社:「足つけ神事」09’

★澄んだ水に足をつけて、無病息災を祈願する「御手洗(みたらし)祭」が二十二日、左京区下鴨神社で始まった。
セミの鳴き声が響き、夏空から強い日差しが降り注ぐ中、額に汗を浮かべた家族連れらがひとときの涼を楽しんでいた。平安時代に貴族が夏の疫病を防ぐためにみそぎをしたのが起源とされ、「足つけ神事」とも呼ばれる。
この日は早朝から多くの人が訪れ、境内の御手洗池に入った。地下からの水の冷たさに歓声を上げながら、手にしたろうそくの火を消さないようゆっくりと進み、台の上にそっと供えていた。
土用の丑(うし)の三十日まで行われ、献灯は午前五時半~午後十時に受け付ける。

伏見稲荷大社:「本宮祭・宵宮」’08-329

★京の夏を彩る伏見稲荷大社の「本宮祭」が七月二十二日と二十三日に行われる。    
二十二日の宵宮祭では、
午後七時から稲荷山をはじめ、境内全域にある石灯籠と数千もの奉納された提灯などに点火され、京野菜や花を描いた行灯画など幻想的な雰囲気が漂う中、「万灯神事」が行われ、浴衣姿の家族連れが柔らかな光の中で夕涼みを楽しんだ。     
本宮祭(二十三日)は、稲荷大社の分霊を祀る全国の崇敬者が年に一回,本社に参拝する盛夏の大祭。日没から,鳥居が連なる稲荷山参道などで約六千個の提灯に次々と明かりがともった。参道の灯籠約三百五十基,奉納された提灯約数千個にともす神事が厳かに行われる。
本殿周辺では,京都市やその近辺に在住する日本画家や洋画家、工芸家らが奉納した約四百点が行灯画として色鮮やかに展示され、夜風に吹かれながら訪れた人たちの目を楽しませ、夏の夜を満喫していた。 
 

伏見稲荷大社:「本宮祭」’08
http://blogs.yahoo.co.jp/oinaijp/folder/279901.html
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