"おいない"の京都最新情報

    【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】
 
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 ★「子どもの健やかな成長を願う「北野七夕祭泣き相撲」が六日、上京区北野天満宮で行われた。
参加した赤ちゃん約一〇〇人は、母親らに支えられて向かい合い、元気な泣き声を響かせた。
「相撲の祖」とされる野見宿禰(のみのすくね)が、同天満宮の祭神・菅原道真の先祖にあたることなどにちなみ、京都市内で開かれる夏のイベント「京の七夕」に合わせて初めて企画された。
赤ちゃんたちは、二組ずつ鉢巻きとまわしを身につけて神楽殿に登場。行司が顔を近づけるなどし、先に大きな泣き声を上げた子に軍配が上がった。二人とも泣かず、引き分けになる場面もあった

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 ★京の夏の風物詩・「鴨川納涼」
毎年八月の盛夏に、鴨川の三条~四条間の河川敷で恒例行事「鴨川納涼」が六日、七日と開かれ、特設ステージでは数々のイベントが楽しめる。

全国の有志県人会がふるさと産品を販売する。今年で四十六回目。
イベントの一環として、ライトアップされた鴨川で昔ながらの友禅染の工程である友禅流しの風景を再現する恒例の「友禅流しファンタジー」六日・七日の夜、三条大橋四条大橋間の鴨川で行われ、色とりどりの反物が川面に映えるファンタジー。
 友禅流し友禅染の工程の一つで、のりや染料を川の水で落とす作業。
この伝統的な技法を後世に伝えようと、若手職人が川に入り、赤や青、ピンクなどの色鮮やかな反物を投げ、川面に浸して洗う作業を繰り広げた。
 
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★旧暦の七夕にあわせた観光イベント「京の七夕」が六日、京都市内の堀川、鴨川の主要二会場などで開幕した。
家族連れや浴衣姿の若者たちが大勢繰り出し、イルミネーションやかがり火など、さまざまな明かりが彩る夏の夜を楽しんだ。
堀川会場では、御池通から一条戻り橋までの約一・五キロ区間に、四十本のササ飾りをライトアップした「願い七夕」や「光の友禅流し」などのオブジェが並んだ。「光の天の川」では、竹で組んだ大きなアーチに約八万個のLEDを配して、満天の星空を表現。来場者は頭上で繰り広げられるドラマチックな光の明滅を楽しんだ。
 
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 ★六道まいり
毎年八月七日~十日までの四日間、六道珍皇寺(東大路松原西)で行われる精霊迎えの行事。
現世と冥界との境にあると信じられている不思議な寺院。
境内には平安時代の官僚・小野篁が冥府への入口として使っていたという井戸がある。
お盆に戻ってこられるご先祖をお迎えに、六道珍皇寺に参詣する風習のことで、ご先祖をあの世の入り口まで迎えに行く風習があるのは京都だけのこと。
特に初盆の家庭では必ずお詣りに行く風習がある。
「六道まいり」の儀式として、先ず本堂で「水塔婆」に戒名を書いてもらい、精霊をこの世に呼ぶという「迎え鐘」の梵鐘を鳴らすと、鐘の音が冥土までも響き渡るという。
多くの石地蔵がある古来からの賽の河原と呼ばれる場所で、高野槙の葉で水塔婆に水をかける「水回向」を行うと、槙の葉に乗って先祖の霊が家に帰るといわれ、お迎えの儀式は終わる。「迎え鐘」をつこうと、早朝から参拝客が長蛇の列をつくった。
山門前には「六道の辻」と呼ばれる碑があり、「六道」とは仏教でいう地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、人間界、天上界の六つの冥界。「辻」とは角の意味。
つまりこの場所が、冥界の入り口で現世と冥界との分岐点にあたるわけなのです。
重文の本尊薬師如来像や地獄絵も特別に公開される
 
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五条坂 夏の陶器祭り
大正九年五条坂の陶磁器工房などが、珍皇寺のお精霊迎えや西大谷に墓参りする善男善女の土産用として露店を出したことに始まる伝統の市。
六道まいりの同期間に、五条通(R1)の東大路通五条大橋東詰までの五条坂一帯南北両側では全国から約三五〇店の窯元が集結、国内最大級の今では全国的に有名になった一大イベント。
京都の夏の風物詩・全国最大規模の陶器市「五条坂夏の陶器まつり」が開催され、地元はもちろん全国から約五十万人もの人が訪れる。
価格が市価の三~五割引とあって、毎年掘り出し物を求めて旅館・料理屋や一般の人々で夜遅くまで賑わいます。八月七日~十日までの四日間。 
 
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★お盆の不思議な雰囲気に満ちた冥界スポット
北区・千本ゑんま堂(印接寺)では先祖の霊を供養する盂蘭盆会が、八月七日~十五日に催される。
閻魔庁に仕えたという小野篁が閻魔法王像を刻み安置したことから始まる。
境内にある鐘は、かって蓮台野に葬送する際に人々の妄夢を払うために撞かれた。
現在も、お精霊迎えと十六日のお精霊送りの時に鐘が撞かれ、音が響き渡る。
京都では旧盆のこの日に、ご先祖の精霊がゑんま様のお許しを得て各家庭にお皈りになります。
地域の人々を中心に多数お参りされ、水塔婆を流し迎え鐘をついて、その音にのって皈ってこられる「おしょらいさん」をお仏壇の扉を開いてお迎えします。
また十五日夕~十六日には再びお皈り頂く“お精霊送り”を致します。
 
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