"おいない"の京都最新情報

 2018年 12月 22日(土)


     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
 ★北区の不思議不動院冬至の十二月二十二日は、「南瓜大師供養」が催され、参拝者は健康長寿を願い、熱いカボチャが配られる。
不動院弘法大師像は歴代の貫主がカボチャを供えていることから、「カボチャ大師」の愛称を持っている。
お下がりを信者に振る舞ったのが始まりで、認知症や中風を防ぐが利益があるという。

冬至にカボチャを食べると中風予防になるという言い伝えがあり、北海道産のエビスカボチャ約百㌔を用意して、二百人分のカボチャが砂糖とだし汁で甘く煮られ、不動明王大師像にお参りした後、前日から下準備し、この日朝から大釜で炊きあげた。参拝者らは、護摩木に無病息災などの願いを書き、白い湯気を立てたカボチャを味わっていた。
 
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 ★京都では、冬至の日には香りのゆかしい、冬の彩りでもある、美しい黄色の柚子を浮かべた風呂に入って、風邪を防ぎ無病息災を願う習慣がある。
ユズは邪気を払うとされ、生命力がもっとも減ずる冬至にゆず湯に入浴すると、一年間風邪をひかないとされる。また、ひびやあかぎれを治す、「融通がきく」の語呂合わせなど諸説ある。
 
   2018年 12月 23日(日)
 
    【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】
 
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 ★京の繁華街・寺町三条の矢田寺は大和国矢田山金剛寺の別院で、回向されたかぼちゃが本堂前に供えられ十二月二十三日、冬場の無病息災を祈願する「かぼちゃ供養」が行われる。
冬至にカボチャを食べると、脳疾患などで手足が麻痺する「中風」を封じるといわれる。本堂前には重さ約六十㌔の巨大カボチャが安置され、参拝者らは次々となでながら中風除けをはじめ無病息災・緒病退散を願った。
毎年、祈祷したカボチャ百個を使い炊き上げられ、約千人分を参拝者に無料で振る舞っている。
 
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 東山区の新熊野神社で十二月二十三日、年末の風物詩、神木の大クスノキ「大障」に新しいしめ縄を飾る恒例の「綱掛祭」があり、迎春準備を整えた。
同神社は平安時代末期の一一六〇年、後白河上皇の創建と伝わる。

境内のクスノキは高さ約二十三㍍、幹回り約六.五㍍の古木で、紀州国熊野から運んだものを上皇が自ら植えたとされる。
上皇が腹の病に苦しんでいたことから「お腹の神様」としても信仰を集めている。
本殿でお払いを受けた後、長さ約十五㍍、直径十五㌢の大注連縄をはしごに登って神木のクスノキに飾り付け、新年の無事を祈った。
 
 左京区の大原地区で二十三日、三千院の歳末恒例行事「托鉢(たくはつ)寒行」が行われた。僧侶らは静かな山里にほら貝の音を響かせながら地区内の商店や民家を回り、家内安全や商売繁盛を祈った。
午前九時ごろ、すげがさ姿や山伏姿の僧侶ら約七十人が境内に集まった。門主が「今年は大変な災害の年だった。全身全霊で托鉢をして、全国にいる被災者に奉仕をしましょう」とあいさつをした後、四班に分かれ、地区内の約六五〇戸を約三時間かけて訪ね歩いた。
僧侶らは、商店や民家の前で読経。住民や店員が目を閉じて手を合わせ、お布施を手渡した。集まった浄財は、天台宗務庁(大津市)を通じて災害被災者支援などに充てられる。

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"おいない"の京都最新情報

  2018年 12月 18日(火)


     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

 

 

 


亀岡市京都市右京区嵯峨嵐山地区を結ぶ保津川下りで、冬仕様の「お座敷暖房船」が運航されている。
山々が霧に包まれた情緒ある風情のなかを進んでいる。

保津川遊船企業組合によると、四季を通じて運航しているにもかかわらず、京都市内の人たちにさえ冬場は運休だと誤解されがちだという。このため、雪景色や水墨画のように幻想的な渓谷美など魅力のPRに近年は力を入れている。
船は、通常のベンチシートを外して平面に変わり、水面に近い低い視点から景色を眺めることができるようになった。透明シートやアクリル窓で覆われ、石油ストーブも設置されたため、上着を脱ぐ人が多いほど暖かいという。
竿(さお)、櫂(かい)、舵(かじ)の三人一組で操船する船頭にとって、風の抵抗を受けやすいため、風が強い日に四人、五人へ増員するなど高度な技に触れる絶好の機会にもなる。
三月九日まで。午前一〇時、十一時半、午後一時、二時半に定期運航

 

   2018年 12月 19日(水)


    【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】

 

★幸福地蔵菩薩に今年一年の感謝と来年の無病息災を願う「納めの地蔵」が十九日、「鈴虫寺」の愛称で知られる西京区華厳寺で始まった。
幸福地蔵はわらじ履きで、願いをかなえにやって来るとされる。この日は「お焚き上げ法要」が営まれ、住職が般若心経を唱える中、幸福地蔵に参拝者が供えたわらじや千羽鶴が火にくべられた。
駐車場では大根炊きが無料で振る舞われた。参拝者は湯気を立てる大根をほおばり、冷えた体を温めていた。大根炊きは二十日まで。地蔵菩薩の縁日の法要は二十四日午前十一時から営まれる。

 

   2018年 12 月 20 日(木)
  

   [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]   

 

 

 

 

 

真宗大谷派の本山・東本願寺で二十日、新年を前に「すす払い」が行われた。門徒らが割り竹を手に一斉に畳をたたくと、一年間に堂内にたまったほこりが舞い上がった。
僧侶や門徒約一四〇人が参加した。世界最大級の木造建築物「御影(ごえい)堂」では、ほおかぶりにマスクをした参加者が、長さ約一メートルの割り竹で畳をたたいた。堂内に「パンパン」という音が響きわたると、ほこりが舞い、もやがかかったようになった。ほこりは、半畳ほどの大うちわで、堂外へあおぎ出した。
終了後、大谷暢顕門首が巨大な竹ぼうきを使って「寿」の字を宙に書き、迎春準備を整えた。
※すす払いは、近くの西本願寺でも行われた。今年は「伝灯奉告法要」開催のため御影堂、阿弥陀堂にいすを配置しており、規模を縮小して行われた。

 

 

 

 

★新春を迎えた八坂神社(東山区)の本殿を飾るしめ縄作りが二十日、京・丹波町下山の尾長野地区で行われた。
氏子たちが長さ三・五メートルの縄三本を威勢良くねじり上げ、太さ七十センチの大しめ縄を作り上げた。

同地区にある八坂神社の分社「尾長野神社」が、一九七〇年から毎年、近くの「神撰田」などで収穫した米を奉納。一九七〇年から地元産の稲わら約百㌔を使って、大小十四本のしめ縄を作り奉納している。
氏子たちはお田植え祭で植えた稲のわらを使い、中央付近が華やかに太くなるよう気を配りながら、稲わらの束をきつく編み込んだ。同じ長さの三本を氏子総出で持ち上げ、豪快にねじり、フジのつるで両端を結んだ。大しめ縄と長さ二メートルの中しめ縄を三本ずつ
作った。仕上がったしめ縄は二十三日に奉納され、二十七日、二十八日に祇園・八坂神社本殿に飾られ、お正月を迎える。

 

   2018年 12月 21日(金)


     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

 

 

 
★一年を締めくくる東寺の「終い弘法」が二十一日、境内であった。約一二五〇店の露店が所狭しと立ち並び、訪れた人たちが歳末の買い物を楽しんだ。
東寺の造営に携わった真言宗の宗祖空海弘法大師)の亡くなった日にちなみ、毎月二十一日の縁日に「弘法市」が開かれている。境内には、手作り品や骨董品に混じってお節料理に使う店も多く、次々と訪れた人が足を止めて品定めする姿が見られた。境内南側の弘法大師(修行大師)像の前でも参拝者が後を絶たず、線香の香りが一帯に漂った。

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"おいない"の京都最新情報

 2018年 12月 17日(月)


     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

 
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 浄土真宗本願寺派本山・西本願寺で十七日、国宝阿弥陀堂の修復工事が本格化するのに伴い、本尊の阿弥陀如来像を南隣の御影堂に移す「御遷仏(ごせんぶつ)」が行われた。御影堂に安置されている宗祖親鸞の木像「御真影(ごしんねい)」も堂内内陣の北寄りの場所に移り、終了後には御影堂で「御遷仏・御動座法要」が営まれた。
阿弥陀如来像は高さ約一メートルで江戸時代初めに寄進された。阿弥陀堂では二〇一七年から二十二年までの予定で修復工事が行われており、十八日以降は堂を閉鎖して作業を始めるため、一九八一年以来、三十七年ぶりに一時的に御影堂に安置することになった。
親鸞像を移す「御動座(ごどうざ)」に続き、阿弥陀如来像を縦約一・二メートル幅約六十センチの「御唐櫃(おんからびつ)」に納めて阿弥陀堂から運び出した。門信徒らが唱和する「南無阿弥陀仏」の声に送られた唐櫃は、雅楽が響くなか約四十人の僧侶に付き添われて御影堂に到着。厨子(ずし)の中に納められた後、門主が導師を務める法要が営まれた。

"おいない"の京都最新情報

2018年 12月 14日(金)

    【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】
 
 東山区三十三間堂境内、後白河上皇が造営した法住寺には忠臣蔵大石良雄が仇討ちの祈願をした身代わり不動が祀られており、四十七士の木像を安置する。
毎年十二月十四日の討ち入りの日に義士をしのんで「義士会法要」が営まれる。
境内では、討ち入りそばの接待、書院では宮川町の舞妓のお点前による茶会が行われ、本懐を遂げて散った義士たちの思いをはせる。
 
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 ★元禄十五年(一七〇二)十二月十五日、午前三時半ころ、赤穂浪士が吉良邸に討ち入りしました。
それから三〇〇年。『山科義士まつり』は、大石内蔵助がお家再興の運動や吉良上野介討ち入りを決意する間、この地に隠棲した史実にちなんで大石内蔵助を偲んで昭和四十九年から始められた祭りです。
赤穂義士が討ち入りを果たした十二月十四日、大石内蔵助が討ち入り前に山科の地に隠せいしたとされる、ゆかりの山科区一帯では四十四回目となる「山科義士まつり」は、区民が時代装束の義士の衣装に身を包み四十七士らの行列約二百人がまちを勇壮に練り歩き、「忠臣蔵」の世界へいざなった。
毘沙門堂で出発式をしてから瑞光院(同士が毎月十四日に参拝、密議を行った場所で、討ち入り後に切腹した赤穂義士四十七士の遺髪塔がある)・山科区役所・岩屋寺(良雄らの遺品の公開)と義士列を、最後の勝ちどきを上げる大石良雄を祭神として祀った大石神社(大石良雄彼の手紙や掛軸、四十七士の屏風などの名品を宝物殿で鑑賞できます)まで当時を思い出して雄々しく練り歩き、忠臣蔵の勇壮な雰囲気が年末の京都の風物詩として漂った。
 
 
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"おいない"の京都最新情報

 2018年 12月 11日(火)


     [京 の 季 節 の 花 だ よ り]
 
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★今冬一番の冷え込みとなった十一日、北野天満宮で早咲きの梅二輪が咲いた。昨年に比べ約三週間早いといい、天満宮は「最高気温が連日十五度超となった今月上旬の暖かさが影響したのでは」としている。
祭神・菅原道真が梅を愛したとされることから天満宮は梅の名所として知られ、境内には五十0種約一五〇〇本がある。例年、年末から三月中旬にかけて順次、紅白の花を咲かせる。
最低気温が1・3度を記録した十一日朝、絵馬所北側の寒紅梅が二輪開いているのを神社職員が確認した。梅は朝方の寒風に耐え、親指ほどの大きさの赤い花を咲かせていた。
 
    2018年 12月 12日(水)

     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 

  2018年 12 月 13 日(木)    
                     
    [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
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 ★師走の風物詩として、迎春の準備に入る節目の行事「事始め」が十二月十三日に行われる。京都の古い商家や花街などでは、師匠や主家筋に鏡餅を持参して一年の挨拶をし、お正月の準備を始める日。
花街祇園では芸舞妓が京舞井上流家元・五世八千代さん宅を訪れて、一年の感謝をこめて旧年の礼と新年の挨拶を交わし合うしきたりです。
稽古場には赤いひな壇に白い鏡餅が並び、すっかり新春のととのえ、家元よりご祝儀の舞扇を受けて精進を誓う。
他の花街でも日頃お世話になっている各師匠にご挨拶をします。
花街では、年末にかけては「おこと(お事多)うさんどす」と声を掛け合うようになる。
事始めの「事」とは正月を迎えるための様々な仕事の意味。
京都では江戸時代以降、商家などで分家が本家の繁栄を祈って続けた風習で、現在でも花街や西陣、室町の旧家などで守り続けられています。
 
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 上京区北野天満宮では十二月十三日より、「大福梅の授与」が行われる。
境内の二千本の梅の木から収穫した実を塩漬けにし、神職が天日干しして作った。
平安中期の村上天皇の天暦五(九五一)年に疫病が流行し、かかってしまった天皇御脳が、カラカラに干し上げた梅の実を白湯にいれたお茶を飲んで平癒したことから、王服(おおふく)と称して、毎年元旦の朝に茶の中に入れて飲むと邪気を払い一年を健康で無病息災でいられるといわれています。
干した梅の実を六粒位ずつ、手のひら程の大きさに切りそろえた縁起物の裏白(ウラジロ科のシダ植物)とともに奉書に包んで授与される縁起物。 今年は三万袋用意される。
 
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 東山区六波羅蜜寺で十二月十三日、師走恒例の「かくれ念仏」が始まった。
踊りながら念仏を唱えて、今年一年の人々の罪業(ザイゴウ)が消えるように念じる仏事で、大晦日まで毎日、日暮れ時から奉納される。※ 大晦日は非公開。

正式には「空也踊躍念仏」といい、平安中期に同寺を開いた空也上人が、天暦五年に京都で疫病が流行した際、その救済を願って退散させるために始まったと伝えられる
鎌倉時代に念仏信仰が禁止された時、外に漏れないよう工夫した独特の所作で僧侶が念仏を唱え、本堂の内部を屏風で囲って営んだことから「かくれ念仏」の名が付いた。
約千五百年前、空也上人が疫病や天災に苦しむ民衆の心の救済として始めた念仏は、鎌倉幕府に弾圧されてが、六波羅蜜寺ではひそかに続けてきた。
毎夕、午後四時から四人の僧侶が鉦を鳴らしながら「南無阿弥陀仏」と聞き取れないように「モーダナンマイトー」「ノーボーオミトー」と発音をぼかした念仏を唱えながら体を前後に揺らして導師の周りを歩く厳かな仏事。
一年の罪を消滅させ新年が良い年であるように祈る。
念仏弾圧の名残で、途中で僧が隠れる所作も披露され、見物客は見入っていた。
 
 

"おいない"の京都最新情報

   2018年  12月  8日(土)

     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
 ★竹林や渡月橋を柔らかな光で照らす「京都・嵐山花灯路」が八日、嵯峨嵐山地域で始まった。法輪寺では、本堂を色とりどりの光で彩るアート作品の投影があり、りんと冷え込んだ夜空のもとに幻想的な光景が次々と浮かび上がった。
作品は石川県在住のデジタルアーティスト長谷川章さんが国内外で手がける「デジタルカケジク」。花灯路の期間中(十七日まで)、境内や周囲の山に約一〇〇万枚のCG画像をランダムに映し出す。
投影が始まると、境内に設置された二〇台のプロジェクターが本堂や多宝塔を多彩な色で包み込んだ。訪れた人は、幾何学模様の画像が数秒ごとに映し出される光景に感嘆の声を上げ、万華鏡のように刻々と変わる光の表情に見入っていた。
期間中は境内でピアニストらによるライブやお茶の無料接待がある。点灯時間は午後五時~同八時半。
 
   2018年 12 月 9日(日)

    [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
 ★京都で元祖を称する「鳴滝の大根焚」として知られる右京区・鳴滝の了徳寺の報恩講が十二月九日・十日の二日間営まれる。
七百五十余年前、一二五二年親鸞聖人が法然上人の遺跡を訪ねてこの地を訪れた時に、村人が塩で煮たダイコンでもてなしたのが始まりとされる。

毎年の報恩講で無病息災を願う信徒や大勢の参拝客でにぎわい、湯気が立ち上がるダイコンを提供している。
約三千本の大根を用意、檀家たちが前日夕方から大釜で塩としょうゆだけで煮込み油揚げを添えて仕上げる。有料。
 
 
 

"おいない"の京都最新情報

   2018年 12月 7日(金)

    [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
 ★冬の風物詩として有名な上京区千本釈迦堂大報恩寺)で二十四節気のひとつ「大雪」の十二月七日、師走恒例の「成道会法要」と「大根炊き」が始まる。
同寺の大根炊きは鎌倉時代、釈迦が菩提樹の下で悟りを開いた日(十二月八日)を祝う成道会を営んだ際、三代慈禅上人が大根の切り口を鏡に見立て、面に梵字を書き、厄除けとして緒病退散を祈り、参詣者に振る舞ったのが始まりという。
江戸時代中期からは中風封じとして知られるようになった
今年は七日・八日の二日間で大根約四千本、一万五千食分が用意され、梵字を記し厄よけ祈祷をした後、六日の夕方からコンブやかつお節、しょうゆで味付けして大鍋で炊きあげる。参拝者は熱々の大根をほおばって無病息災を祈願する。 
 
   2018年 12月 8 日(土)

     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
 ★十三詣りの“虚空蔵さん”で名高い嵐山の法輪寺は、手芸・芸能上達の守護神として信仰され、十二月八日、全国から集まった家事や仕事で使い古した針に感謝する「針供養」が営まれる。
参拝者は二枚重ねた縦三十㌢、横五十㌢の分厚いこんにゃくに、長さ三十㌢の祭事用の針を次々と刺し、針への感謝と技術向上、家庭円満を祈願した。
同寺の針供養は、奈良時代の女帝、元明天皇が法綸寺を裁縫上達の祈願所とし、平安時代清和天皇が針を納めるお堂を建てたのが始まりと伝わり、毎年、仕事納めの歳末と二月に営まれている。
本堂の前に設けられた供養箱には、折れたり使わなくなった針が寄せられた。
法要では、雅楽に合わせて奈良時代の衣装を再現したいでたちの女性四人が織姫の舞を奉納した。
 
左京区・岩倉幡枝の針神社でも使い古した針を納めて、針に感謝する供養祭が行われ、裁縫・手芸上達のお札が授与される。
 
 ★京の冬の夜を光で彩る「京都・嵐山花灯路」の点灯が八日、嵯峨嵐山地域で行われた。台風による被害から修復された渡月橋と雨に煙る山裾が明かりの中に浮かび上がり、道行く人々がうっとりと見入った。
嵐山花灯路は、京都府京都市京都商工会議所、京都仏教会などによる推進協議会の主催で十四回目を迎える。今年は八~十七日までの一〇日間催され、渡月橋や竹林の小径(こみち)などをスポットライトやあんどんで照らす。
渡月橋周辺では午後六時にライトが点灯すると、わずかに紅葉が残る山裾が色鮮やかに浮かび上がった。竹林でもあんどんの明かりが散策路を照らし出し、訪れていた観光客が本番を前に冬の散策を楽しんでいた。
期間中の点灯時間は、午後五時~同八時半。周辺の社寺や施設でもライトアップや特別公開などの協賛事業がある。
 
 
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