"おいない"の京都最新情報

   2018年  12月  8日(土)

     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
 ★竹林や渡月橋を柔らかな光で照らす「京都・嵐山花灯路」が八日、嵯峨嵐山地域で始まった。法輪寺では、本堂を色とりどりの光で彩るアート作品の投影があり、りんと冷え込んだ夜空のもとに幻想的な光景が次々と浮かび上がった。
作品は石川県在住のデジタルアーティスト長谷川章さんが国内外で手がける「デジタルカケジク」。花灯路の期間中(十七日まで)、境内や周囲の山に約一〇〇万枚のCG画像をランダムに映し出す。
投影が始まると、境内に設置された二〇台のプロジェクターが本堂や多宝塔を多彩な色で包み込んだ。訪れた人は、幾何学模様の画像が数秒ごとに映し出される光景に感嘆の声を上げ、万華鏡のように刻々と変わる光の表情に見入っていた。
期間中は境内でピアニストらによるライブやお茶の無料接待がある。点灯時間は午後五時~同八時半。
 
   2018年 12 月 9日(日)

    [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
 ★京都で元祖を称する「鳴滝の大根焚」として知られる右京区・鳴滝の了徳寺の報恩講が十二月九日・十日の二日間営まれる。
七百五十余年前、一二五二年親鸞聖人が法然上人の遺跡を訪ねてこの地を訪れた時に、村人が塩で煮たダイコンでもてなしたのが始まりとされる。

毎年の報恩講で無病息災を願う信徒や大勢の参拝客でにぎわい、湯気が立ち上がるダイコンを提供している。
約三千本の大根を用意、檀家たちが前日夕方から大釜で塩としょうゆだけで煮込み油揚げを添えて仕上げる。有料。