"おいない"の京都最新情報

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下京区東本願寺真宗大谷派本山)の御影堂門が二十五日、初めてライトアップされた。高さ日本一を誇る巨大な門の威容が闇夜に浮かび上がり、多くの人が見入っていた。
御影堂門は一九一一(明治四十四)年の建造で木造重層入り母屋造り。高さが二十七メートルある。二十六日に同寺や西本願寺、JR京都駅一帯で開かれる「下京・京都駅前サマーフェスタ2017」の前夜祭の一環として、大谷派が実施した。
夕日の明るさが残る午後6時半、LED照明が点灯すると、門が照らし出された。暗くなるにつれ夜空に門の輪郭がくっきりと浮かび上がり、取り付けられた金色の金具が輝きを見せた。
この日は、門東側の緑地帯にある建築家武田五一設計の噴水も青や緑色の光に照らされた。通りがかった国内外の観光客らが門と噴水の「共演」をカメラに収めていた。

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2017年 8 月 23 日(水)
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化野念仏寺:「千灯供養」2017年

★境内の無縁仏にろうそくを供える「千灯供養」が二十三日夜、右京区嵯峨鳥居本化野町の化野念仏寺で始まった。
参拝者はろうそくに火をともし、静かに石仏へ手を合わせた。
千灯供養の始まりは明治四十年代にさかのぼり、同寺には約八千体の石仏がまつられている。千灯供養は明治時代に始まったもの。
一体一体ていねいに集められた石仏に供えられたろうそくの火が風に揺れると、 永劫の安息を得た石仏の安らぎに接する思いで、心落ち着きます。千灯供養は二十四日も営まれる。中学生以上千円。愛宕古道街道灯しは二十五日まで行われる。

愛宕古道街道灯し772

★化野念仏寺の千灯供養に合わせて、門前の旧愛宕街道では、境内に続く参道は伝統的建物群保存地区に指定されている嵯峨鳥居本地区で、愛宕古道街道灯し」愛宕神社一の鳥居から嵯峨・祇王寺に至る一.五㌔の旧愛宕街道沿いに、お地蔵様に見立てた手作りのジャンボ提灯や灯ろうが灯され、古い家並みが残る奥嵯峨地域一帯は幻想的な雰囲気で、柔らかな光に包まれた空間で、癒しのひと時を過ごされては……。瀬戸内寂聴さんの点火で八月二十三日・二十四日:午後七時~九時まで。
   2017年 8月 25日(金)
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吉祥院六斎念仏 (2)

吉祥院天満宮の「六斎念仏踊り」
学問の神様・菅原道真を祀る天満宮は全国で一万以上数えられるが、この吉祥院天満宮は道真誕生の地で、境内には道真のへその緒を埋めたと伝えられる胞衣塚(えなずか)がある。少年時代をこの地で過ごしたが、やがて政争に巻き込まれて遠く大宰府に左遷され、死してのち天神となり、天神信仰は全国へと広がった。
八月二十五日の夏期大祭に奉納される六斎念仏は、平安時代空也が念仏を広めるために始めた踊り念仏が起源とされる。
その後、長唄、歌舞伎などを取り入れて現在の形となる。
京都では祖先供養と結び付き、お盆前後に各所で行われる。
鉦や太鼓をたたいて踊る民俗芸能「六斎念仏踊り」は「発願」に始まり、締めくくりの「回向」まで、曲目が移りながら演じられます。国の重要無形民俗文化財に指定されている。
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 市内の六ヶ所のお地蔵さんを巡り、授与されたお幡(おはた)を入り口に吊るして家内安全、無病息災をお願いする、八〇〇年も続いている伝統行事です。
また、お地蔵さんのある所は、それぞれ昔の街道の入り口にあたります。

一一五七(保元二)年、後白河天皇の勅命を受けた平清盛が街道の入り口に六地蔵を分置してから、庶民が六地蔵を巡拝するようになったといいます。
京の六地蔵尊像は人皇五十五代、文徳天皇に仕える参議左大辮、従三位小野篁(たかむら)の作と伝えられ、七十七代、後白河天皇は深くこの六地蔵をご信仰になり、宝祚長久、王城守護、厄病退散を祈願し、また都を従来する旅人たちの路上の安全を願い、また広く一般庶民に二世福楽の利益結縁の御心から、保元二年、平清盛に勅令し、清盛は西光法師に命じて都街道の入り口六ヶ所に六角堂を建てて、一体づつ御尊像を分置された。これにより京の宗教行事として広く庶民に親しまれ、その起源となるのが八百余年の伝統をもつ京の六地蔵めぐりの風習が起こったと伝えられている
 
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 鞍馬街道鞍馬口地蔵 (上善寺)・周山街道常磐地蔵(源光寺)・丹波、山陰街道:桂地蔵(地蔵寺)・西国街道:鳥羽地蔵(浄禅寺)・東海道:山科地蔵(徳林庵)・奈良街道:伏見六地蔵大善寺
それぞれの寺で頂く六色のお幡は御守りとして家の入り口に吊し、一年中の厄病退散、福徳招来の護符とする。
例年八月二十二・二十三日の両日にはこの六カ所を巡り、罪障消滅・家運繁栄などを祈願するならわしがあり、また新亡の初盆には水塔婆供養し、三年間巡拝すれば六道(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上)の苦を免れると言われる。

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 *同じ日浄福寺では上鳥羽六斎念仏、地蔵寺では桂六斎念仏、上善寺では小山郷六斎念仏が奉納され、六地蔵めぐりと両方楽しめる。
※ 夏の終わり、京都の風物詩、京の町々で子供を中心に賑わう地蔵盆が盛んに行われるのも六地蔵信仰に起因します。
 

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大覚寺・大沢の池:「宵弘法(万灯会)」右京区嵯峨野・大覚寺で八月二十日夜、宵弘法(万灯会)が行われる。
宵弘法とは「万灯会」の法会で、弘法大師が除災招福を祈念し、毎年一回執り行なわれ、仏さまに多くの灯火をお供えするだけでなく、弘法大師の加持護念のありがたいみ心に対し、報恩の誠をささげ、暗き世を光で照らす真言宗の大切な法会です。

大覚寺でも、この日に参詣者が献灯された、万灯の法会を厳修し、亡き人の追福菩提を祈り、施主の家族の多幸と健康を祈念してまいります。
今では、「宵弘法」として広く全国に親しまれています。
王朝の薫り豊かな大沢池のほとりに施餓鬼棚を設けて、「お施餓鬼」の法会が執り行われる。
提灯が連なり水面を美しく飾り立てた大沢池の中央には、丸太を何本も組み上げた「嵯峨の送り火」の祭壇が、点火の時を待っています。
御影堂において門跡が修法され、施餓鬼棚の前では塔婆に記されたご先祖さまの名前や戒名を次々と読み上げ、ご真言をお唱えして、その菩提をお祈りします。
いよいよ大沢池の中央の送り火の祭壇に火が入れられますと、燃え上がる炎が池の周りを明るく照らし出します。夜空に舞い登る火の粉は、まるで浄土に帰って行くご先祖さまたちの魂のようにも見えます。
宵闇に、み魂送りのために集まった人々は、亡き人々の菩提を祈り、そして燃え上がる炎に明日を生き行く勇気をいただきます。夏の終わり、人々の祈りの中で大覚寺の宵弘法の夜はふけていきます。本年もさまざまな行事があわせて催されます。
大覚寺・大沢の池一帯:「宵弘法(万灯会)」★干菜山光福寺・小山郷六斎念仏
左京区田中上柳町、正しくは、干菜山(ほしなざん)斎教院安養殿光福寺と号する浄土宗知恩院派の寺院で、俗に「ほしな寺」と呼ばれている。
寺伝によれば、寛元年間(一二四三~四七)に道空上人が西山安養谷(あんようがたに)(長岡京市)に建立した一寺(斎教院)が当寺の起りと伝え、天正十年(一五八二)に、月空宗心(げっくうそうしん)によって現在の地に移された。道空は、六斎念仏を世に広めたことで知られ、その由緒をもって後柏原天皇から六斎念仏総本寺の勅号を賜った。六斎念仏の総本寺として知られています
文禄二年(一五九三)に豊臣秀吉が、鷹狩の途次に当寺に立ち寄った時、住職宗心が干菜(ほしな)を献じたことにより、秀吉から干菜山光福寺の称号を与えられたといわれている。  本堂には、正和二年(一三一三)に花園天皇から賜った閉目の阿弥陀如来像を安置し、収蔵庫には、六斎念仏興起書等の諸文献や、秀吉寄進の陣太鼓及び秀吉画像等を収納している。毎年八月二十日に小山郷六斎念仏が奉納される。
小山郷六斎念仏08’-376

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小山郷六斎念仏
 上京区上御霊神社例大祭で八月十八日夜、小山郷六斎念仏が奉納される。
国の重要無形民族文化財に指定されている六斎念仏の中で、これは公家六斎と呼ばれるもの。
太鼓や鉦などの優雅な囃子で、ゆったりとしたリズムが特徴で、白い浴衣に赤いたすき、白足袋で、手に持った太鼓をたたきながら円状に回るなど独特の動きで、小山郷六斎念仏保存会による念仏踊りがにぎやかに行われます。
六斎念仏は平安時代の僧・空也が始めたとされ、江戸時代中頃は干菜寺(ほしなでら)系でしたが、その後芸能六斎に変わり、 江戸後期から明治にかけて空也堂から免状を受けるようになったとされる。
小山郷六斎念仏:「猿回し」

 

 

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五山送り火:「大文字」752

★京の晩夏を彩る、お盆に精霊を送る伝統行事、八月十六日夜、清らかな「五山の送り火
弘法大師空海)が光明を未来に残して、人々の極楽の機緑にしようと思い立たれ、「大」の一字に封じ込められたのが由来とされている(他説もあり)。
「大」の字にはあまねく、優れているという意味があり、弘法大師の思いが込められている。
お盆に帰ってきた先祖の霊魂が、送り火の火に送られて、浄土(冥界)に還っていくと考えられ、厳かな盂蘭盆会の行事である。
午後八時、「大文字」が点火されると五分から十分間隔で左順に点火され、盆地の京の街全体が、五つの山の壮大な火文字で囲まれ、夏の夜、山腹に浮かぶ幻想的な火に酔いしれ、京の人々は夏の終わりを感じ始める。
お迎えした精霊をあの世へお送りする感謝の表れでもある。起源は平安とも室町ともいわれるが定かでない。江戸後期には十カ所で送り火があり、明治初期に現在の形になる。
単独でよく見えて見物客の多いのは、鴨川堤防(大文字:大文字山)、北山通(船形:船山・妙:松ヶ崎・西山、)、高野川堤防(法:松ヶ崎・東山)、西大路通(左大文字:大北山)、桂川罧原堤(鳥居形:曼荼羅山)など。東山・将軍塚展望台や北区・船岡山公園の頂上からは複数の送り火が見渡せる。
☆ちなみに私のマンションの屋上からは五山の送り火が全部見られる市内でも数少ないマンションの一つです。尚私の部屋(11F)のDKからは食事をしながら「鳥居形」が遙か嵯峨の曼荼羅山に浮かび、居ながらにして楽しめます。
五山の送り火:「全山」
大文字:遍照寺・広沢池灯籠流し

★遍照寺・広沢池灯籠流し
京都で有名な灯籠流しのうちのひとつ。
本尊十一面観音立像と赤不動と呼ばれる不動明王座像にちなみ、赤・白・黄・青・紫の五色の灯籠が 広沢池に浮かべられます。
まず児社で回向(えこう)し、続いて鳥居形の送り火に合わせて灯籠が流されていくので、両方を楽しめるスポットとしても人気です。 

 

「大文字」と「嵐山・灯篭流し」
★嵐山灯篭流しは、広沢池灯籠流しと並んで有名です。
 川施餓鬼法要後、万灯籠を大堰川に流します。
 嵯峨一帯の寺院と信者がつくる嵯峨仏徒連盟が昭和二十二年、戦没者の霊を慰めるために始めました。
 高いところから五山送り火全てを欲ばるのもいいですが、ここでは鳥居形左大文字が万灯流しともに楽しめるので、また一味違う趣です。
大文字・西方寺:「六斎念仏」
★北区西賀茂・西方寺 では五山送り火の船形が点灯された後、二十一時から、珍しい六斎念仏が繰り広げられます。
黒の襟と帯を残して全身白装束の若中が太鼓を、紋付きの黒羽織姿の中老が鉦をうち、 腰をかがめたり伸ばしたりして踊ります。曲の最初と最後に念仏を唱えます。
大文字:矢田寺・送り鐘
★中京区・寺町三条・矢田寺では十六日には五山送り火を見終えた人達が次々に訪れて、この寺の送り鐘をつき、夜遅くまでにぎわいます。
精霊や供養した先祖の霊を浄土へ送り出すもので、 六道珍皇寺の迎え鐘と同様に、お盆の風物詩となっています。
本尊の矢田地蔵は満慶が冥府で出会った地蔵菩薩を刻んだものと言われています。
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松ヶ崎題目踊り

★ 松ヶ崎題目踊り
洛北松ヶ崎・涌泉寺で八月十五日~十六日に「松ヶ崎題目踊り」が繰り広げられる。
太鼓に合わせて身体を曲げたり伸ばしたり、団扇を上下に回転させたりして、内側に女性が右回り外側に男性が左回りしながら 「南無妙法蓮華経」の題目を繰り返し唱えつつ踊り進んでいきます。
題目踊は、鎌倉時代・徳治二年(一三〇七)に村人が多数天台宗から法華宗に改宗したのを、住職・実眼僧都が村民が法華宗に帰依した喜びのあまり法華題目を唱え、村人も一緒に喜び踊ったことに始まりとされ、「日本最古の盆踊り」とも称されている。
また実際には戦国時代布教のための方便として始められたとも言われる。

花背の松上げ2016年

★花脊の松上げ
真夏の夜空に炎が舞う「花背の松上げ」が洛北・花脊八桝町の河川敷で八月十五日の夜に行われる夏の夜空の闇の中を勇壮に舞う松明の火で焦がす火祭り。
愛宕山への献火行事。
松上げは旧若狭街道沿いの集落に伝わる愛宕信仰に基づく火伏せの祭りで、洛北の山間部に伝わる伝統行事で、精霊を送り、火伏せや五穀豊穣(ほうじょう)を祈る。
河原に立てられた小さな約千本の松明に点火、鉦や太鼓の音を合図に、灯篭木(とろぎ)と呼ぶヒノキの丸太(高さ約二十㍍)の最上部に付けられた巨大な竹のかさをめがけて周囲に立てられた千本余りのあげ松と呼ぶ小さな松明を投げ込み点火を競う。
放射線を描いた松明が、かさの中にはいるとかさは少しづつ大きな炎に。
最後にヒノキの柱が引き倒されて迫力満点、祭りは最高潮に達する。
その後、伊勢音頭を唄いながら春日神社へ参詣します。
※その他  二十四日      左京区・ 久多松上げ・花笠踊り  
                    北 区・雲ヶ畑   雲ヶ畑松上げ 
                    左京区・広河原   広河原松上げ・盆踊「やっさこさい踊り」

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