"おいない"の京都最新情報

2018年 6月 17日(日)
                       [ 祇 園 祭 シ リ ー ズ]
 
 祇園祭前祭(さきまつり)の長刀鉾下京区四条通烏丸東入ル)が、今年の稚児で同志社小3年小林勇太朗君を町内に迎え入れる「結納の儀」が十七日、西京区の小林君の自宅で行われた。稚児の父親が大役を引き受ける決意を長刀鉾保存会役員に伝えた。
小林君の自宅の一室には祭壇が組まれ、八坂神社(東山区)の祭神を示す掛け軸が掛けられた。掛け軸の前で同神社の神職がおはらいした後、羽織はかま姿の保存会役員と稚児と禿(かむろ)の父親らが向かい合った。
保存会の井上俊郎代表理事が「幾久しくお受け取りください」と結納の品を差し出すと、稚児の父小林育朗さんは「身が引き締まる思いです。稚児の大役を無事務められるよう精進していきます」と返礼した。勇太朗君は今後「町内の子」としてさまざまな神事に臨む。
 
  2018年 6月 18日(月)
                          【京 の 季 節 の 花 だ よ り】    
  
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 東山区建仁寺塔頭・両足院は、六月六日から庭園を特別公開する。
白砂と苔に青松が美しい唐門前庭、枯山水庭園の方丈前庭、京都府指定名勝庭園の池泉廻遊式庭園からなる書院前庭の池の周りに植えられている約一千株の「半夏生」(ハンゲショウ)が葉の一部が化粧したように白く変色し、見ごろを迎えている。
純白に変わった葉が花のように、庭池の周りを彩っている。

ハンゲショウドクダミ科の多年草。名前は、七十二候の一つの夏至から十一日目の「半夏生」に花を咲かせるからとも、葉の表面がけが白く変化し「半化粧」するからともいわれる。
※ 寺宝展「朝鮮通信使の足跡」も同時開催され、龍山徳見禅師による開創の建仁寺塔頭寺院で、通常は予約をしないと拝観できない。茶室「水月亭」の特別拝観もあります。
拝 観 午前十時~午後五時まで。  七月十日
 
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