"おいない"の京都最新情報

   2017年 6 月 16日(土)
     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
★第二十五回を迎える初夏恒例の「都の賑い 京都五花街合同伝統芸能特別公演」が左京区ロームシアター京都メインホールにおいて開催することになりました。
 
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 当公演では、歴史と伝統を誇る京都五花街上七軒先斗町祇園甲部・宮川町・祇園東)の約八十人が色とりどりの着物姿で参加し、芸舞妓が一堂に会して、それぞれの花街の舞を披露するとともに、呼び物の舞妓二十名が勢ぞろいする「舞妓の賑い」の華麗な舞台もお楽しみいただけます。
<2018年の演目(出演順)>
 花 街   演 目
上七軒   長 唄 風流寿三番叟
先斗町   常磐津 粟 餅
祇園甲部  東明節 秋の七草 七福神
宮川町   常磐津 廓八景
祇園東   長 唄 二人猩々
舞妓の賑い 京を慕いて
フィナーレ 祇園小唄
花街の舞妓二十名が、同じ曲を違う派の振付けで舞います。
出演者全員が祇園小唄に合わせ舞台に登場し、挨拶をします。
日 時:
   六月十六日(土)一回公演 
    午前十一時〇〇分~午後一時三十分
   六月日十七(日)二回公演 
    午前十一時〇〇分~午後一時三十分
会 場:ロームシアター京都メインホール
料 金:1等席(1階全席)   : 13,000円
    2等席(2階全席)   :  8,000円
    3階A席(正面前方) :  5,000円
    3階B席(正面後方) :  3,000円
    3階C席(両サイド) :  2,000円  
 【五花街の夕べ】
都極上のおもてなし~
 ★「都の賑い」で心満たされた後は、初夏の京都の宵を彩るひとときを各花街ごとに舞妓・芸妓さんがお迎えし、華やかな舞台の余韻の中で、舞台とは違い、きぬずれの音を聞きながら目の前で見る舞姿は一段と美しい芸妓・舞妓たちの接待による歓談の一時を心ゆくまでお楽しみください。老舗の料亭の京料理で舌鼓をと・・粋な企画もあります。
京都の老舗料亭で芸舞妓のおもてなしを受けながらいただく京料理は格別です。すぐ目の舞も披露され、身近に花街の文化を感じていただけます。花街の世界に浸る、特別な一日をお過ごしください。
日 時: 六月十六日(土)午後六時半~
会 場: 岡崎つる家(定員五十名)  菊乃井(定員三十名)   柊家(定員三十五名)  瓢亭(定員三十名) 炭家(定員三十名) いずれも三八、〇〇〇円 
日 時: 六月十七日(日)午後六時半~
会 場: 京都ホテルオークラ(定員百五十名) 二〇、〇〇〇円
          2018年 6月 17日(日)
               【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】
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 西京区大原野十輪寺で五月二十八日、平安時代六歌仙の一人、伊勢物語の主人公の在原業平をしのぶ法要が新緑のモミジが映え、鳴り響く三弦と声明に「業平忌三弦法要」が営まれた。
十輪寺は業平が政略で離された恋人の二条后を思いながら晩年この地に住み、元経(八八〇)年五月二十八日、五十六歳で亡くなるまで、ここで塩を焼いて風情を楽しんだと伝わる。
業平忌は、一族の女性との仲を裂いた藤原氏が、たたりを恐れ供養したのが始まり。塩竃の跡や墓もある。
本堂前に特設した祈願道場で、三弦を奏でる独特の声明法要で、住職らが三弦を奏でながら独特の節回しで般若心経や天台声明を唱えた。
業平が好んだと云われるカキツバタや歌詠みである業平を慕って多くの俳人歌人が集い、日本舞踊・京舞の奉納や、書や献花の奉納もあり、平安の歌人に思いをはせていた。