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東本願寺真宗大谷派本山)の御影堂門の修理が完了し、四日に通り初めが行われた。
関係者が巨大な二層建ての二重門をくぐった。

門は国の登録有形文化財で、東西約十三メートル、南北約二十一メートル、高さ約二十七メートルの入母屋造。文化財の指定を受けている山門の中で最も高いという。現在の御影堂門は一九一一(明治四十四)年の再建。二〇一二年二月から約四年かけて修理していたため、一部の期間を除いて通れなかった。
午後一時に門扉が開けられ、大谷暢顕(ちょうけん)門首夫妻ら同派の関係者約二五〇人が通り抜け、世界最大級の木造建造物御影堂に進んだ。
今後、参拝者も通ることができる。夜間は閉められる。
東本願寺では、二〇〇四年から順次進めていた御影堂、阿弥陀(あみだ)堂、御影堂門の修理が完了した。今月三十一日には、本尊の阿弥陀如来立像を、修理を終えたばかりの阿弥陀堂に戻す還座(げんざ)式が行われる。