"おいない"の京都最新情報

 [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
西京区大原野神社で毎年九月の第二日曜日に斎行される御田刈祭。秋の豊かな収穫に感謝するお祭りです。九月十日、本殿で秋の実りに感謝する「御田刈祭」の神事の後、境内で神相撲の奉納が行われた。
奈良・春日大社を勧請した古社の祭で五穀豊穣を祝い、江戸中期、一七一七(享保二)年頃から二百九十六年も続く伝統の祭。
奉納相撲は、本殿での神事に続き、氏子代表の力士がお祓いを受け、清めの紙と呼ばれる半紙をくわえ、四本柱を塩で清めて相撲を取ります。
 藤原氏氏神である奈良県春日大社の文例として大原野神社が移された際、一緒に移り住んだ藤原氏と従来大原野に住んでいた秦氏が協同してこの地を発展させるように願って行われている。
藤原氏の流れをくむ人が多く住む代表と、秦氏の系列が多い南春日町の代表が相撲を取り、習わし通り一勝一敗になると「心」「技」「体」の化粧まわしを着けた少年横綱らの土俵入りに続いて、地域の小学校の児童による個人戦団体戦、また赤ちゃんの健やかな成長を祈る赤ちゃん相撲などが行われた。

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  【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】    

★中国では陽の数字である九が重なる九月九日に、菊酒を飲むと災厄を逃れると伝えられてきた「重陽節句」。 
九月九日の重陽節句では菊花を供えて延命長寿を祈るなど、種々の行事が市内各所で催される。
重陽は、正月や七夕とともに五節句のひとつで、宮中では秘中の儀式が行われていました。
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 上賀茂神社の神事もそれに由来するもの。
北区・上賀茂神社では、恒例の「烏相撲」という珍しい重陽神事が営まれる。

上賀茂神社の鳥相撲は、祭神の先祖が烏に姿を変えたという伝承と、悪霊退治の相撲が結びついて始まったという。
禰宜方(ねぎかた)、祝方(ほうりかた)に分れ、児童による相撲が取られます。
烏が鳴く姿を模した独特の神事に続いて、小学生たちが真っ白なまわし姿で元気いっぱいに取り組みを披露する。
神前に菊花を供えた後、弓矢を手にした烏の役を演じる烏帽子、白張姿の刀禰(とね)が、烏が踊るように小刻みに三度横飛びしながら、「カーカーカー」「コーコーコー」などと烏鳴きのまねをして、独特の烏飛びの所作を披露。
続いて、二の鳥居内の細殿前庭において氏子の子供たちが、がっぷりと組み合って相撲を取る。
祭神の祖父賀茂建角身命がもともと神武天皇東征の際、八咫(やた)烏に変身し、天皇の弓先に止まって先導したという故事に基づく。
その功で同地一帯を与えられ、子孫が同社を創祀した創建伝説に由来する。
厳粛ながらもユニークな伝統行事として京都市登録無形文化財に指定されている。
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★菊酒を飲むと災厄を逃れると伝えられてきた重陽節句
右京区嵐山・虚空蔵法輪寺では、その菊の花のしずくから霊薬を得て長寿を保ったと伝わる菊慈童像があり、何と七百歳も延命したそうです。
参拝者は菊の花に綿をかぶせた「菊の被綿(きせわた)」を菊慈童像に供え供養し(夜露にさらし、翌日その濡れた綿で身体を拭くと、無病息災がかなうと言われている)菊酒を杯に汲み無病息災を祈ります。
謡と舞の奉納もあり、邪気を払うとされる茱萸袋(しゅゆふくろ)が授与されます。
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右京区嵯峨・車折神社では、平成九年に百三十余年ぶりに再興された「重陽祭」が催される 菊の挿頭(かざし)をつけて舞う舞楽は初秋の洛西の神社に趣を添える。
菊酒が参拝者に振る舞われる。
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 [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

平岡八幡宮:「花の天井・名前」 
★「花の天井」で知られる右京区高雄・梅ヶ畑の平岡八幡宮で九月八日、恒例秋の本殿天井画「花の天井」の特別拝観が始まった。
平岡八幡宮の本殿は、江戸末期の一八二六(文政九)年の再建で、神殿の天井板に描かれた鮮やかな四十四枚の花の絵も、文政十年の作。一辺約七十㌢の正方形の格子の中にモミジやキク、キキョウ、ボタンやブドウ、ハス、オミナエシなど異なる四十四種、四季折々の花や果実が極彩色に彩られた天井を心ゆくまで鑑賞できる。(毎年春と秋に公開)
花の天井のなぞ、しめ縄の秘密、正しい神社のお詣り方法、弘法大師足利義満の不思議な話、神社の楽しみ方などを神職が説明してくれる。拝観期間十二月三日まで。午前十時から午後四時まで。拝観料 八百円


平岡八幡宮:「花の天井」2013年 
★初秋の週末は夜の高台寺へ。名刹でのお茶会でひときわ心に残る体験はいかがですか
ここ高台寺豊臣秀吉の菩提を弔うため北政所(ねね)が創建したといわれるお寺です。
秀吉は戦場での士気高揚のために、武将らによく茶を振る舞ったと言われています。
お茶会未経験者や、お一人様でも参加でき、服装も自由です。
■期 間:二〇一七年九月八日(金)~二十四(日)の金・土・日曜
■時 間: 所要時間:約二時間半  受付十七~十八時
■料 金: 六千円(拝観料込・点心・喫茶付)

高台寺:「秋の夜の観月茶会」 
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 [京 の 季 節 の 花 だ よ り]

 
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山科区北花山・大乗寺の境内で一日のうちに色を変えるスイフヨウ(酔芙蓉)が、見頃を迎えている。
参拝者らは八重咲きのかれんな花を楽しんでいた。
スイフヨウアオイ科で、背丈ほどに育った茎に直径十㌢~十五㌢前後の大輪の立派な白い花をつけ、朝の開花時には純白色で、昼頃から赤みを帯び始め、夕方にかけて全体がピンク色になった後しぼむ「一日花」。朝に白い花を咲かせ、夕方にピンクや紅に色を変える様子を、酒に酔った時の顔色の変化に例えてこの名が付いた。
大乗寺には約一五〇〇本がある。寺によると、スイフヨウは気温が高いほど色の変化が早く、例年より一週間以上早い開花が楽しめる
見頃は九月末ごろまで。拝観無料。 
 
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   【今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

松尾大社・八朔祭:「j児童絵ちょうちん」

西京区・酒の神として信仰を集める松尾大社では,毎年九月第一日曜日(今年は三日)に[八朔祭]が催される。
八朔は旧暦八月一日のことで二百十日前後のこの頃、農作物特に稲作にはとても大事な季節。台風を控えて、風雨安穏,五穀豊穣、家内安全を祈願する祭礼で、境内一円に数千の提灯がともる。
二日の前夜祭には、群太鼓奉納や江州音頭盆踊り大会、献灯された子どもたちが描いた絵提灯に、明かりがともった。
三日の八朔祭を控え、盆踊りや夜店でにぎわう境内は、淡いだいだい色の光に包まれた。
子ども絵提灯は、地域の子どもたちが描いた絵を張り紙にし、拝殿横に二百基あまりがつり下げられた。花火や送り火など夏の行事のほか金魚やイヌ、ネコなど生き物を描いた作品が多く、家族連れらが風に揺れる絵提灯を見て回っていた。
四十回目の今年は地域の園児や小学生が出品した。
松尾大社の中門を写実的に描いた絵や、手形をたくさん押した作品もあり、浴衣姿の子どもたちは自分や友達の絵を見つけては喜んでいた。

松尾大社・八朔祭:山ぶき会「女神輿」の巡行

☆京都で初の「女神輿」を担ぐ女性たち“やまぶき会”の約百五十人が,背中に山吹色の紋が入った揃いの法衣にねじり鉢巻きの粋な姿で,嵐山周辺を練り歩く。
松尾大社を出発し、阪急嵐山駅や櫟谷宗像神社、野宮神社で折り返す約四㌔の行程を,重さ約四百五十㌔のみこしを「ホイット、ホイット」と威勢のいい掛け声を上げ、渡月橋上流で船にみこしを乗せて川を渡す船渡御では、女性和太鼓サークルが勇壮な太鼓の音で応援、船は無事に対岸に着いた。このほか、上賀茂の神にお目にかけるための大八朔奉納相撲や万灯祭があり、嵯峨野六斎念仏踊りや上桂御霊太鼓が奉納される。

修学院題目踊り:「紅葉音頭」

上賀茂神社で九月三日、江戸初期から中期にかけて上賀茂一帯に流行した伝統ある踊り「紅葉音頭大踊り」が行われる。盆踊りの一種です。 京都市の無形民俗文化財に指定されています。
はやり歌や歌舞伎の台詞等を引用し、節を付けて伝承されてきました。
上賀茂神社の一の鳥居付近で紺絣の浴衣に三幅前掛け、頭にかんざし、姉さんかぶりのたすき姿で、赤鼻緒の草履をはき、音頭取りが歌う「紅葉のにしき」「近江八景」「草紙洗小町」など四条八景他数曲などの音頭に合わせて踊ります。
もとは御所の庭で踊られていたという由緒あるものですが、一般の参加も可能です。
音頭取りが歌う四条八景他数曲。※雨天時は上賀茂会館にて行われる。

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宇治田原町湯屋谷の大滝大明神:「大滝祭」2017年

宇治市・宇治田原町湯屋谷の大滝大明神で酒を飲ませて酔わせたウナギを放ち、五穀豊穣の願いを込めて、雨を願う伝統神事「大滝祭」が九月一日営まれた。
神事は、かって日照りが続いた時、酒を飲ませたウナギを滝へ放流したところ、竜に変身し天に昇って雲を呼び雨を降らせた、という伝承にちなんで江戸時代から毎年営まれている。
滝の中腹にあるほこらの前で神職祝詞を上げ、玉櫛を奉納。その後、ウナギ三尾の口にそれぞれ酒を注ぎ入れ、順番に滝つぼへ酔わせ放流した。投げ放たれたウナギは身をくねらせて滝つぼへと落ち、集まった住民らは五穀豊穣を願い静かに見守っていた。
宇治田原町湯屋谷・大滝大明神:「大滝祭」2016年

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[今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
★南区・蔵王堂光福寺で三十一日、八朔祭法楽会に久世六斎念仏が奉納される。
六斎念仏は国の重要無形民族文化財で、その起源は平安時代にまでさかのぼります。
明治頃までは六斎を上演する組織として六斎組が市内各所にありましたが、現在はいくつかの保存会にかわり受け継がれています。
 
祇園をどりの写真撮影に臨む芸舞妓たち 2017年
 京の花街の一つ、祇園東の舞踊公演「祇園をどり十一月一日~十日)の衣装合わせが、公演会場となる東山区祇園会館であった。
かつて祇園で営まれていた伝統行事「ねりもの」を題材にした舞台で、
プログラム用の写真撮影に臨んだ芸舞妓たちが、あでやかな衣装を披露した。
六十回目の節目の舞台は、芸妓が鼓や笛の演奏後に舞を披露する祝舞「三番叟(さんばそう)」で開幕。全六景の演目「雪月花東山風情」に続く。雪景色の中、白サギが華麗に舞う「白川の鷺(さぎ)」や、川床と五山送り火を題材にした「夏の月」、春の花と秋の紅葉の情景を描く「東山春秋」など、東山の風景で雪月花を表現する。「八坂の桜」では、映像作品を組み合わせた演出も試みる。総踊り「祇園東小唄」でフィナーレを飾る。
期間中、芸舞妓十七人が出演する。
午後一時半と四時の二回公演。観覧料四千円(茶席券付四五〇〇円)。