"おいない"の京都最新情報

     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

 ★壬生菜の発祥地から京都の食文化の魅力を発信しようと、壬生寺で二十七日、「三二七一(みぶないち)法要祭」が初めて営まれた。
本堂の祭壇に壬生菜が供え、貫主の導師で法要を実施。読経が響く中、京野菜のさらなる活用と地域振興を祈願した。
境内では、壬生菜の即売や漬物の販売も行われ、壬生菜を使った味噌汁が振る舞われた。
壬生寺は壬生菜にゆかりのある寺として、七二三一法要祭は来年以降も三月二十七日に実施していく予定。

 

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★舟の上から夜桜をめでる「岡崎桜回廊ライトアップ&十石舟めぐり」夜桜運航が左京区琵琶湖疏水で始まった。かすかに咲き始めた四〇〇本以上の桜が夜桜に浮かび上がった並木が水面(みなも)に映え、観光客らが一足早く春の風情を楽しんだ。
場所によっては手が届く近さまでせり出して、情緒ある光景を楽しめる。
京都府旅行業協同組合や市などでつくる実行委員会が毎年実施。琵琶湖疏水記念館前から夷川ダムまでの桜約四〇〇本を照らし、二十五分かけて往復する。
十石舟の夜桜運航は今年で六回目。
三月二十五日~四月九日の午後六時~八時半。
夜間運航は四月九日まで、昼間は五月七日まで。

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★京都・伏見の港町として栄えた伏見の街の水辺風景を巡る、江戸時代の木造船を再現した十石舟の今季の運航が、三月二十五日、伏見区宇治川派流と壕川で始まった。今年で二十年目を迎えた。
当時の名残を漂わせる木造船で、サクラやユリヤナギの並木を水面から眺め、酒蔵の白壁が続く景色に見入り、歴史情緒ある伏見を巡る水上遊覧を満喫できる。
十石舟(定員十八人)は月桂冠大倉記念館裏の乗船場から、三栖閘門のある伏見みなと広場までの往復約五㌔を開門資料館見学を含め五十五分で巡る。舟は柳に彩られた酒蔵の白壁をゆらりと進み、のんびりとしたひと時を満喫できる。運航は十一月末まで(月曜休)
中学生以上大人 千円 : 小学生以下 五百円。
毎日午前十時~午後四時二〇分に二〇分間隔。一日十八便。
四月中頃までは夜桜ライトアップを楽しむ夜間運行がある。
三十石舟は四月一日から五月七日の土・日・祝日に運航。
寺田屋浜乗船場から三栖校門を往復する約四十分。一日六便。

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★小野・随心院は正暦二年(九九一)に創建された真言宗門跡寺院
宮仕えを終えた小野小町がこのあたりで余生を送ったことから小野小町ゆかりの寺としても知られている。
毎年三月最終日曜日(今年は二十六日)、春の恒例行事、平安時代小野小町をしのんで、深草少将の恋の伝説にちなむ「はねず踊り」が、薄紅色を意味する「はねず」色の小袖をまとった子どもたちが愛らしい舞を披露した。
はねずとは、昔の言葉で梅花の薄紅色(白色を帯びた紅色の古色名)を意味し、院内に咲く梅の花も同名で呼ばれ、古くから親しまれている
はねず踊りは
、平安期、小町を慕う深草少将が百夜通いの誓いを立て、はねずの咲く小野の里に毎晩通い続け、百夜を前に残り一夜というところで疲労に加え大雪に見舞われたことから病に倒れて亡くなった、との伝承に基づいて始まったという。 梅の花にちなむ薄紅(ハネズ)色の小袖をまとい、編み笠に紅梅の枝を飾った地元の女児十六人が小町と少将に別れて「少将さまがござる、深草からでござる」と百夜通いの悲恋の伝説を、わらべ歌を唄いながら雅楽に合わせ、あでやかに優雅な舞いを披露し、観客を魅了する。
公 演  午前十一時 : 午後十二時半 : 午後一時半 : 午後三時(四回)
拝観料・梅園入場料  千円、 中学生 八百円

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 京の花街の春の舞踊公演のトップを切って、三月二十五日より「第六十五回北野をどり」が上七軒歌舞練場で開幕する。
全三部構成で、期間中、芸舞妓二十六人が出演する。

【2017年の演目】
 一、舞踏劇 「ゑにしの宮 末はひとつになる物語」(歌舞伎仕立ての舞踏劇で、江戸時代の縁結びの神社を舞台に、身分の違う若い男女の恋物語をします)
二、純舞踊 「旅情ところどころ」(東北や九州、四国に伝わる民謡や伝統行事を題材にした多様な踊りと音楽を披露します)
三、フィナーレ 「上七軒夜曲」恒例の総踊りで、黒裾引きの芸妓と、多彩な衣装の舞妓がそろい、あでやかな舞でフィナーレを飾った
期 間  四月七日まで。
開  演  午後一時半、 四時、
場  所  上七軒歌舞練場
入場料  (お茶席券付) 四千八百円  (お茶席券なし)四千三〇〇円         ※学生 二千五百円(お茶券付、当日窓口にて学生証提示)
 
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★ツバキの名所として知られる左京区鹿ヶ谷・霊鑑寺では、四月十日まで春の特別公開が始まった。
臨済宗南禅寺派に属し、一六五四年、後水尾天皇が皇女を開基とし創建した。

二百点の皇室ゆかりの寺宝が残り、石組に特徴のある江戸中期の作庭手法を用いた庭園がある。
五十種類余りのツバキが色鮮やかに咲き誇る中、尼門跡寺院の静かな雰囲気を堪能できる。
明治維新まで代々門跡を務めた皇女や皇孫女が、ツバキを好み増やしてきたという。
境内では、創建されたころに植裁されたといわれ、花びらのように見える赤い雄べしが円形にまとまった、京都市の天然記念物「日光椿」をはじめ、「肥後椿」や「衣笠」などが満開で、赤や白、淡いピンクなど多彩な色の花が周辺の新緑に映えている。
例年なら四月中旬以降に開花する遅咲きの「黒椿」も早や濃いエンジ色の花を付けている。
しだれ桃や桜などの花と競演するかのように咲いているツバキもあり、庭園は鮮やかな色でうまって、枝から落ちる椿の音が聞こえるほどの静けさです。
表門、玄関、書院、本堂などの特別公開は四月七日まで。 拝観料 五百円。

 
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  【京 の 季 節 の 花 だ よ り】
 
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 ★京の春、桜の季節から新緑にかけての観光名物。
琵琶湖疎水で明治時代に物資や旅客の輸送に活躍していた木造和舟の再現で運航する「岡崎さくら・わかば回廊十石舟めぐり」が、咲き始めたサクラの下、琵琶湖疏水をゆらりと三月二十五日から五月八日まで毎日、琵琶湖疎水記念館前から動物園畔を夷川ダムまでの一.五㌔を往復、約三十分間の船旅を、船上で両岸に並ぶ約四百本のソメイヨシノを見上げ、ピンクに色づく三分咲きのサクラに見とれながら、当時の面影が残る疎水べりの景色をゆったりと楽しみながら、京の春の風情が満喫できます。
午前九時半から午後四時半まで十五分ごとに約二十九便運航。
定員は一回につき十二人と二十四人乗りの舟が巡行する。(予約や時間指定は出来ず、当日乗船場で先着順に乗船券が発売される)。
大人(高校生以上)千円:小人(小・中学生)五百円
※この辺り一帯は、この時季桜花爛漫・春色満開と京都でも屈指のサクラの名所で、ソメイヨシノ約一千本が咲き誇り、疎水畔の散策では水路からも陸路からも壮観で、素晴らしい光景です
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[今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

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 世界遺産・二条城で重要文化財「東大手門」の修理が完成し、二十二日に披露式典があった。春の観光シーズン本格化に合わせて、正門の装いを新たに観光客を出迎えた。
東大手門は、一六二六(寛永三)年の後水尾天皇行幸時に原型が整えられ、一六六二(寛文二)年に現在の二階建ての櫓門(高さ十三・五メートル)になった。二〇一四年から六十四年ぶりとなる全面的な修理に入り、入退城口は約四〇〇メートル北西の北大手門に変更していた。修理費は四億七一〇〇万円。
金箔(きんぱく)や墨で彩られた唐花模様などの「錺(かざり)金物」が輝きを取り戻し、午前八時四十五分に開門され、観光客たちは門を眺めながら入城した。門前には、二条城が舞台となった大政奉還から一五〇年をアピールする記念パネルも並べられた。
 

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【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】

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上京区大報恩寺千本釈迦堂)で二十二日、恒例の「千本釈迦念仏(遺教経会)ゆいきょうぎょうえ」が営まれ、釈迦の遺徳を偲んだ。
二代目住職の如輪が七百数十年前、室町期に始められたという念仏は、「大原声明千本式」と呼ばれる独特の念仏で、十三世紀半ばに吉田兼好の「徒然草」にも記される伝統行事。
本堂では智積院から五十人の僧が出仕し、釈迦の最後の教えをまとめた「遺教経」をわかりやすく訓読みし、独特の節回しで念仏を唱え、参拝者が声を合わせて「ナムシャカムニブツ」と唱和して、釈迦の遺徳を偲び、先祖に感謝し家内安全を祈った。
本堂内には僧侶が歌唱する声明が流れ、その中で鎌倉期の本尊釈迦如来像(重文)と、同時に年に一度の涅槃図の特別公開もある。

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★三連休で京都市内は穏やかな春の日差しに恵まれ、観光名所は多くの人でにぎわった。
東山区の青蓮院では江戸期に後桜町上皇が使った茶室「好文亭」の特別拝観が始まった。

ツバキの生け花や掛け軸などが飾られた空間で、観光客らがお茶のお点前を楽しんでいた。
好文亭は、天明八(一七八八)年に御所が大火で炎上し、後桜町上皇が青蓮院を仮御所にした際、主に学問所として使ったとされる。明治期以降は茶室となったが、一九九三年に再び焼失し、その後、江戸期の数寄屋造りを再現した。
茶室がある庭園では遅咲きの梅が満開を迎え、観光客が散策を楽しんでいた。お茶のお点前は、月釜の茶会「青蓮会」の師範や弟子らが行った。
来場者は、日本画家の上村淳之さんが描いた花鳥図のふすま絵や、「梨花一枝春」と書かれた掛け軸を鑑賞しながら、抹茶と和菓子を味わった。
好文亭の拝観は五月五日までの土・日と祝日に実施。

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 ★京一番の繁華街・新京極のど真ん中にある誠心院(和泉式部寺)で、平安時代の代表的女流歌人和泉式部を偲ぶ「和泉式部忌」と「春のお彼岸法要」が毎年、命日にあたる三月二十一日に合わせて営まれる。
誠心院は、藤原道長の娘・彰子に仕えた和泉式部に対して、道長が自身の建てた法成寺の庵を与えた事に始まり、初代の住職を務めたと伝えられる。
本堂では、法要に先立ち、和泉式部ゆかりの謡曲時宗開祖の一遍上人の前に和泉式部の霊が現れる「誓願寺」と、式部がめでた梅にまつわる「東北」の二曲が奉納され、境内に響く中、「情熱の歌人」と呼ばれる和泉式部に思いをはせた。
寺では、式部の尼僧姿の掛け軸や、晩年に仏法を求めて旅した様子を描いた絵巻物「和泉式部縁起」などの寺宝が展示され、参拝者が熱心に見入っていた。
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    【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】
 
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狂言茂山千五郎家による定期公演「茂山狂言会」の五十周年記念公演が十八日、上京区の金剛能楽堂で開かれた。
半世紀前の初回のプログラムと同じ演目を、千五郎家の狂言師が総出で上演し、節目の舞台を祝った。
茂山狂言会は一九六七年四月にスタート。当時、能の会とは独立して、狂言の家が定期公演を持つことは画期的だった。以来、おおむね毎年春と秋に開かれ、大曲や珍しい曲に挑む晴れの舞台として、狂言ファンに親しまれている。

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 東山区泉涌寺塔頭・即成院で三月十九日、春の彼岸法要が行われる。
ぽっくり寺とも言われ、長患いしないという御利益で知られ、壇の浦の戦いで弓の名手といわれた那須与一公のお墓があります。
源義経の家来であった那須与一は、義経の命を受け京に向かう道中、突然の病に倒れました。伏見で療養していた際、与一は、熱心に即成院の阿弥陀さまを信仰したそうです。そして、その霊験で病も癒え、「屋島の戦い」では、平家の船上に掲げた扇の的を見事一発の弓矢にて射抜くという素晴らしい武勲を立てたとされております
即成院とは即、成就するの略なのです。
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