"おいない"の京都最新情報

2018年 10月  27日(土)

     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

イメージ 1
 南座新開場を記念して、歌舞伎史上最大規模で二十七日に行われた「お練り」。人気役者を一目見ようと、祇園四条通は、観衆であふれかえった。お練りに先立ち、南座の劇場内では「開場式」があり、お練りに参加しなかった坂田藤十郎さん(86)や尾上菊五郎さん(76)ら東西の人間国宝たちを含めた、総勢一〇〇人の歌舞伎役者が舞台上に勢ぞろい。壮観な大顔合わせで、祝いの手締めをした。
開場式を終えた午後二時半すぎ、南座正面から花形役者六十九人が四条通に続々と姿を現すと、沿道を埋めた観衆から歓声がわき起こった。出発前のわずかな時間の中、市川海老蔵さん(40)がスマートフォンを取り出し、周りの役者に「自撮り」で記念撮影を呼び掛けた。
その輪の中には松本幸四郎さん(45)、中村獅童さん(46)、片岡愛之助さん(46)、市川中車さん(52)、市川猿之助さん(42)、尾上菊之助さん(41)ら、平成以降の歌舞伎を担う中堅・若手役者がずらり。
金銀のテープが上空に発射され、お囃子が鳴り響く中、お練りがスタート。車道まであふれた沿道の多くの人が、スマホやカメラで撮影する中、役者たちは笑顔で手を振りながら、ゆっくりと練り歩いた。
 
イメージ 2
 南座の開場式は招待客のみを対象に開かれ、十一月の顔見世で襲名披露する松本白鸚(はくおう)さん(76)、幸四郎さん、市川染五郎さん(13)の親子孫の三代が「寿式三番叟(さんばそう)」を披露し、舞台をことほいだ。
舞台上には、文化功労者への選出が二十六日発表されたばかりの片岡仁左衛門さん(74)をはじめ、中村吉右衛門さん(74)、坂東玉三郎さん(68)ら人間国宝がずらりと最前列に並び、幸四郎さんや海老蔵さんが二列目に並んだ。最後に、菊五郎さんの発声で一本締めをして、十一月一日初日の顔見世で新開場する南座の大入りを願った。 
   2018年 10月  28日(日)
 
     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
イメージ 3
 ★青蓮院・秋期大法要  熾盛光法(しじょうこうぼう)
青蓮院は天台密教嫡流の一つとして、本尊にこの熾盛光如来を祭り、折々に天変地異の息災と皇室の安寧を祈願する役割を担ってきました。
その勤めの修法が平成十七年のご開帳を勝縁として、平成十八年より一般に公開されました。