2018年 3月 23日(金)

   [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

大徳寺孤篷庵;「大名茶人・松平不昧の茶室復元」2018年 月 日 

★江戸後期の松江藩主で大名茶人の松平不昧(ふまい)が最晩年に建てた茶室を復元した「新生大圓庵席披(だいえんあんせきびら)き茶会」が二十三日、北区の大徳寺孤篷庵(こほうあん)で開かれた。
僧侶や寄進者らが、不昧が趣向を凝らした空間を思い、一碗を楽しんだ。
不昧は江戸前期の大名茶人小堀遠州を崇敬し、遠州ゆかりの孤篷庵を再建。その際、自らの菩提所(ぼだいしょ)として同庵西側に大圓庵を構えた。一八一七年に席披きの茶会を開いたが翌年亡くなり、大圓庵はその後失火で焼失した。
節目の年に合わせ、孤篷庵の小堀亮敬住職が茶室の復元を計画。有志に呼び掛け、古図をもとに遠州が植えたと伝わるヒノキなども建材にして昨春再建したが、前住職が亡くなり、披露を1年延期していた。
この日は、不昧と同庵中興開祖の寰海(かんかい)和尚の二百年忌の法要の後、茶会を催した。中柱があったり、点前座の天井に鏡板を張るなど独特の工夫が凝らされた明るい広間には、不昧が愛蔵した雪舟の円相の掛け軸が掛けられ、ゆかりの茶道具で濃茶が供された。
茶会は二十四日も行われ、二日間で約一六〇人が列席する。

      2018 年 3 月 24日(土)

        [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

岡崎桜回廊十石舟 04’

★京の春、桜の季節から新緑にかけての観光名物。
琵琶湖疎水で明治時代に物資や旅客の輸送に活躍していた木造和舟の再現で運航する「岡崎さくら・わかば回廊十石舟めぐり」が、咲き始めたサクラの下、琵琶湖疏水をゆらりと三月二十四日から五月六日まで毎日、琵琶湖疎水記念館前から動物園畔を夷川ダムまでの一.五㌔を往復、約三十分間の船旅を、船上で両岸に並ぶ約四百本のソメイヨシノを見上げ、ピンクに色づく三分咲きのサクラに見とれながら、当時の面影が残る疎水べりの景色をゆったりと楽しみながら、京の春の風情が満喫できます。午前九時半から午後四時半まで十五分ごとに約二十九便運航。
定員は一回につき十二人と二十四人乗りの舟が巡行する。(予約や時間指定は出来ず、当日乗船場で先着順に乗船券が発売される)。
大人(高校生以上)千円:小人(小・中学生)五百円
※この辺り一帯は、この時季桜花爛漫・春色満開と京都でも屈指のサクラの名所で、ソメイヨシノ約一千本が咲き誇り、疎水畔の散策では水路からも陸路からも壮観で、素晴らしい光景です。

岡崎桜回廊十石舟「ライトアップされた桜並木の下を遊覧する十石舟」
 ★舟の上から夜桜をめでる「岡崎桜回廊ライトアップ&十石舟めぐり」夜桜運航が左京区琵琶湖疏水で始まった。かすかに咲き始めた四〇〇本以上の桜が夜桜に浮かび上がった並木が水面(みなも)に映え、観光客らが一足早く春の風情を楽しんだ。
場所によっては手が届く近さまでせり出して、情緒ある光景を楽しめる。
京都府旅行業協同組合や市などでつくる実行委員会が毎年実施。琵琶湖疏水記念館前から夷川ダムまでの桜約四〇〇本を照らし、二十五分かけて往復する。
十石舟の夜桜運航は今年で八回目。
三月二十四日~五月六日の午後六時~八時半。
夜間運航は四月七日まで、昼間は五月六日まで。