"おいない"の京都最新情報

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★京一番の繁華街・新京極のど真ん中にある誠心院(和泉式部寺)で、平安時代の代表的女流歌人和泉式部を偲ぶ「和泉式部忌」と「春のお彼岸法要」が毎年、命日にあたる三月二十一日に合わせて営まれる。
誠心院は
藤原道長の娘・彰子に仕えた和泉式部に対して、道長が自身の建てた法成寺の庵を与えた事に始まり、初代の住職を務めたと伝えられる。
本堂では、法要に先立ち、和泉式部ゆかりの謡曲時宗開祖の一遍上人の前に和泉式部の霊が現れる「誓願寺」と、式部がめでた梅にまつわる「東北」の二曲が奉納され、境内に響く中、「情熱の歌人」と呼ばれる和泉式部に思いをはせた。
彰子から和泉式部に贈られた刺繍入りの打ち掛けで作ったとされる屏風や愛用の琴、絵巻物肖像画など寺に伝わる式部関係の宝物約二十点も特別公開される。
★三連休で京都市内は穏やかな春の日差しに恵まれ、観光名所は多くの人でにぎわっている。
東山区青蓮院では江戸期に後桜町上皇が使った茶室「好文亭」の特別拝観が始まった。
茶室がある庭園では遅咲きの梅が満開を迎え、観光客が散策を楽しんでいた。
好文亭の拝観は五月五日までの土日祝日に実施