"おいない"の京都最新情報

 【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】

立春の前日の二月三日を中心に(二日~四日)、古来、鬼は見えない気「邪気」を表し、心中の災いと疫病をあらわす鬼を追い払う「節分祭」、招福を願うさまざまな行事が各社寺で行われる。
この頃京都は一年中で最も寒い時季だが、暦の上では冬と春の境になる.

 

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上賀茂神社・・・節分祭・古神札焼上祭
北野天満宮・・・節分祭と北野追儺
金閣寺・・・不動堂開扉法要
鞍馬寺・・・節分追儺
地主神社・・・節分祭
下鴨神社・・・節分祭
☆ 聖護院・・・節分会
誓願寺・・・節分会
狸谷山不動院・・・狸谷山節分会
天龍寺・・・天龍寺節分会
☆ 日向大神宮・・・節分厄除大祭
☆ 平岡八幡宮・・・節分祭
☆ 藤森神社・・・藤森神社節分祭
伏見稲荷大社・・・節分祭
平安神宮・・・平安神宮節分祭
松尾大社・・・節分祭
六波羅密寺・・・六波羅密寺節分祭
代表的な節分祭を紹介。
 
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上京区大報恩寺千本釈迦堂)で二月三日、伝統の「おかめ福節分会」が営まれる。
おかめ福節分会は、江戸時代末期から一九五五(昭和三十)年ごろにかけて一時途絶えていたものの、本堂が建立された約七百八十年前から同寺に伝わる除災招福の伝統行事。
本堂を舞台にして、伝統のおかめや赤鬼、青鬼が登場する狂言「鬼追いの儀」が披露される。
狂言は、三人の年男が豆を投げつけても退散しない四匹の鬼のもとに、おかめが登場し、笑みを見せると鬼がとたんに改心するという筋書。

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上京区・廬山寺(紫式部の邸宅跡)で二月三日、「鬼おどり」の通称で知られる「追儺式鬼法楽」が営まれる。
境内で、ほら貝と太鼓の音に合わせて三匹の鬼がおどろおどろしい動作を披露したあと、餅まきが行われる。
「鬼おどり」は約千五十年前、寺を開いた元三大師良源が、宮中での三百日間の護摩を邪魔しようとした悪い鬼を法具で降伏させたという故事にちなむ行事。人間の苦しみの根元とされる三つの毒「どん欲」、「怒り」、「愚痴」を表す赤、青、黒色の鬼が舞台に登場。
太鼓とほら貝が鳴り響く中、三体の鬼たちは松明やおのを振りかざし、観客をにらめ付けながら護摩共が営まれる大師堂に侵入したが、僧侶の護摩供や追儺師の弓によって、苦しみ悶えてよろけながら逃げ去った。福娘らが豆や餅をまいて福を招いた。
 
★「だるま寺」の愛称で知られる上京区下立売通御前西入ルの法輪寺で三日、だるま約八千体を一堂に公開する節分大祭があった。境内に所狭しとだるまが並び、開運を願う参拝者でにぎわった。四日午前も行う。
だるまを戦後復興のシンボルになぞらえて堂を建てたのを契機に、だるまが奉納されるようになった。節分に、だるまの「七転び八起き」にあやかろうと開いている。
表情も大きさもさまざまなだるまや、普段は非公開の屏風などが境内の棚や縁側に飾られ、参拝者が願い事を書いた札をだるまに張り付けていた。
 
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天龍寺七福神めぐり
節分の日、嵯峨・天龍寺では、総門前で福笹を受け、境内の塔頭七カ寺のお札を受けて廻ります。三秀院から始まり、弘源寺、慈済院、松厳寺、永明院、寿寧院、妙智院と続きます。山内では甘酒の無料接待もあります

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節分イラスト・参

今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】


節分イラスト・七
 一般に節分とは、もともと季節の移り変わる時節を指し、つまり立春立夏立秋立冬の前日すべてが節分のはずだが、立春が旧暦で一年の始まりとされ、その前日の節分を大晦日として、年を分ける重要な意味があった。
伝統が息づく京都は、各社寺ごと追儺式(鬼やらい)が催され、多様な行事内容で登場する鬼も個性豊かで面白い。
各家庭では威勢良く「福は内、鬼は外」と豆をまき、邪気を祓い無病息災を願う。
鬼やらいに豆が用いられたのは「魔滅」(まめ)に通ずることからだと伝えられ、年の数より一粒多く豆を食べるのは、来る年の福を願う心を託したものである。
さまざまな巡礼の風習が残る京都、冬のしめくくり・節分の日に一年の無事と幸福を願って都の四隅に当たる四つの社寺(伏見稲荷大社壬生寺北野天満宮吉田神社)をめぐる「四方参り」に出掛ける習慣がある。 
 
壬生狂言:「節分」' 06
壬生寺は京都の裏鬼門、開運厄除けの寺として古くから信仰を集めて来た、また狂言の草分けとも言える「壬生狂言」が「節分会」で披露される
壬生寺の大念仏堂で[ガンデンデン]の囃しに合わせて演じられる軽妙な無言劇。
壬生狂言は、鎌倉時代壬生寺を興隆させた円覚が、民衆に仏の教えを身振りで伝えたのが始まりとされている。
国の重要無形民俗文化財の指定を受けて、三十曲を受け継いで毎年春の「大念仏会」で厄よけ鬼はらい狂言「節分」(変装した鬼が女主人に酔いつぶされて正体がばれ、豆で追い払われる筋書き)が上演される。
二月二日~三日(二日間) 午後一時から一時間おきに八回上演。
境内や参道の露店で素焼きの炮烙を買い、「無病息災」などの願い事を書き込んで寺に奉納し、一年の無事を祈る。納められた炮烙は四月の壬生狂言「炮烙割り」で割られる。
 
千本ゑんま堂:「大念仏狂言 与平狐」
 平安時代歌人小野篁が開いたとされる上京区・千本ゑんま堂(引接寺)で二月二日~三日「強運節分会・こんにゃく炊き」の行事が行われ、四日の立春から始まる新しい一年を無病息災で過ごせるようにと、訪れる参拝者に裏表のない食べ物としてえんま法王が好むこんにゃくをふるまう習慣が古くからあり、えんま法王の恵みをより身近に感じてもらおうと、えんま様の舌の形に丸く切ったこんにゃく炊きを販売している。
一年間の強運を願ってだるまを供養する行事もあり、参拝に訪れた人たちが名前を書いては本堂で祈りをささげていた。夜からは「ゑんま堂大念仏狂言」が行われる。
 
節分・吉田神社:「追儺式」2016年.jpg
  左京区吉田神社は都の鬼門。都に入ろうとする鬼を退散させる鎮守社で、古式ゆかしい節分儀式で有名です。二日の夜、災いを象徴する鬼を追い払う神事、節分伝統行事「追儺式」が営まれる。
追儺式は「鬼やらい」とも呼ばれ平安時代初期に始まったとされる宮中で旧暦の大みそかに行われていた行事で、一九二八(昭和三)年に、節分祭の一環として神社が復興した儀式。
冬と春を分ける節分の前夜に、陰と陽が対立して生まれた怒りや苦悩、悲しみを表す悪鬼を正義の使者、黄金の目をした役人の「方相氏」が登場し、手にした盾と矛で鬼を追い詰めた。続いて今年の年男が務める上卿(しょうけい)たちが桃の木の弓で葦矢(あしや)を放ち、三匹の鬼を追い払った。
境内の舞殿に登場した赤色、青色、黄色の三体の鬼は、周囲の参拝客に向かって、雄たけびを上げて金棒を振り回すと、四つ目の面を着けた方相氏は、たいまつを掲げた童子を従えて鬼と対峙し、矛と盾で追い詰め、最後は上卿が魔力を封じるといわれる桃の木で作った弓でヨシの矢を放って鬼を山へと退散させた。
三日は午後十一時からの火炉祭で直径五メートル。の大火炉で古札を焼く神事が行われ、参道には露店が建ち並び、深夜まで吉田山一帯は賑わう。

八坂神社:「節分祭豆まき」06’
 東山区の八坂神社で二日、節分祭が始まった。
花街の舞妓らがあでやかな姿で豆まきをし、一年の幸せと無病息災を願った

午後一時ごろ、舞殿で京都五花街の一つ先斗町の舞妓が黒紋付き姿で舞を奉納。
芸妓や氏子の年男、年女らと、「福は内」の掛け声とともに豆の入った小袋をまいた。
弥栄雅楽会の演奏や宮川町歌舞会による豆まきもあった。三日は、花街では午後一時に祗園甲部、午後三時に祇園東の各歌舞会による奉納舞踊と豆まきがある

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 ★湯立神事は湯をふりまく厄除けの神事。
八幡市石清水八幡宮の節分行事の一つで一年間の厄除け、無病息災と五穀豊穣を祈る神事。
釜で沸かした神水を神楽女がササの葉で振りまく節分行事「湯立(ゆたて)神事」が営まれた

参拝者は湯しぶきを浴びて無病息災を祈願した。
早朝に男山中腹の霊泉からくみ上げられた岩神水が、本殿前に設けた三基の釜で沸かされた。神楽女が塩、米、神酒を釜の中に入れて湯を清め、両手に持ったササを沸き立った釜の湯につけた後、勢いよく振って湯しぶきを周囲に飛ばした。
その後、釜の湯を二本の笹で周囲の参拝者に激しくぶちまけ厄を祓うものですが、熱い地獄のえん魔大王と出会ったような一場面です
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 右京区龍安寺の転法輪寺は二月一日から、修復が終わった所蔵の涅槃図(ねはんず)を初めて一般公開する。
涅槃図(縦五・四メートル、幅三・九メートル)は一七六四年の作。
同寺で代々保存してきたが、カビが生えるなど損傷が目立つようになったため、一年半かけて修復した。
涅槃図には、弟子たちが釈迦の死を嘆き悲しむ様子や、サイや獅子などの動物が色鮮やかに描かれている。一般の人にも見てもらおうと、釈迦が入滅した旧暦の二月十五日に合わせて、二月からの一般公開を決めた。

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 ★厄年の女性の災厄を払い無事を願う「女人厄除(やくよけ)まつり」が二十九日、下京区の市比売神社で営まれた。
本厄の十九歳や、後厄などの女性たちが振り袖姿で祈とうを受け、豆まきをして平穏な一年を願った。
女性の守り神として知られる同神社が一九八八年から続ける神事。厄年に当たる「福女性(おんな)」五人が本殿にそろい、神職が厄よけの祈とうをささげた。華やかな着物に身を包んだ参加者らは近くの五条大橋に移り、橋の上から「福は内」と声を上げながら鴨川に豆をまいた。
 
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    [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

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  八幡市石清水八幡宮では毎年、節分前の日曜日に節分行事「鬼やらい神事」を斎行しており(但し、二月三日が日曜の場合は二月三日に斎行)、午後一時と二時の二回、本殿前にて宮中に伝わる古式に則り行われます。
先ず「鬼やらい人」が邪気を祓うといわれる桃の枝で作られた弓で四方を射、次に同じく桃の枝で作られた剣で「鬼やろう」の掛け声とともに四方を打ちます。
その後、鬼やらい人を始め、年男・年女が境内に現れた鬼たちに「鬼やろう」の掛け声とともに豆を撒き退散させます。
それまで鬼を見て泣きじゃくっていた子どもたちもその退散する姿に笑顔を取り戻し、そして参拝者に豆が振る舞われます。
 
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 左京区一乗寺狸谷山不動院で一月二十八日、「初不動」が営まれた。
「狸谷飲み放題」といわれるがん封じのご利益があるとされる笹酒が、参拝者にふるまわれる。

江戸時代中期に修行をしていた僧・木食上人が境内の滝の水を竹筒にくんで病人に飲ませたところ、たちまち病気が治ったという。
この故事にちなんで、護摩の火で温めた笹酒が振る舞われるようになったとされる。
狸谷不動院桓武天皇勅願の不動尊を安置したのがはじまり。
毎月二十八日が本尊の「不動明王」の縁日で一月は初不動として知られ、家内安全や商売繁盛を願って全国一円から参拝者が訪れ、本堂前では山伏姿の修験者から竹筒に入った酒が竹の杯に注がれ、無病息災を祈りながら飲み干していた。又、「狸谷さん」の愛称で交通安全の神社として、一年中車の祈祷で賑わっている
 
 
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★春秋二回の一斉放水で美山の風情を醸し出す府下南丹市美山町北の「かやぶきの里」(重要伝統的建造物群保存地区)で二十八日、「第十三回雪灯廊」が始まった。
「かやぶきの里 雪灯廊」イベントは、雪に覆われる冬の美山を代表する風物詩です。
集落の道に灯籠が並べられ、かやぶき屋根をライトアップ。厳寒の山里がほのぼのとした雰囲気に包まれ大勢の人たちが幻想的な光景を楽しんだ。
雪灯廊は電球の入った灯籠二五〇基を設置した。手作りの竹灯籠約七十基を初めて設置したほか、あんどん約一五〇基も飾った。
ほかに、多くの観光客がバケツに雪を入れて固め、ろうそくを立てる穴をくり抜いて灯籠を作った。
日没とともに、柔らかい明かりに浮かぶかやぶき家を見ながら散策したり、写真を撮る人たちが目立った。
点灯は二月四日までの午後五時〜八時ごろ。雪の灯籠作りは無料。
一月二十八日(土)・二月四日(土)は打ち上げ花火も鑑賞できます。
温かな明かりの中にかやぶき民家十八軒が浮かび上がり、多くの人がカメラを構えた。花火も打ち上げられ、観光客は屋台のキノコ汁やおでんやぜんざいで体を温めた。
住民団体などでつくる実行委員会が毎年開いている。観光客らが雪を固めて作った灯籠をはじめ、木や竹の灯籠など約七〇〇個を重要伝統的建造物群保存地区の集落内に並べ、火をともした。
 
     [京 の 季 節 の 花 だ よ り]   
                     
京の各地で梅の花が咲き始めた。                            
社寺や公園で紅白の花びらをほころばせ、一足早く春を告げている。
    
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 上京区北野天満宮で二十八日、梅苑の公開が始まった。
ほころび始めた紅白のかれんな花が、春の息吹を参拝者に届けている。
北野天満宮は全国各地に菅公をお祀りする天満宮や天神社の宗祀であり、その道真をしのんで二万坪の境内に五〇種約一五〇〇本がある。早咲きの品種が先月初旬に咲いたため、公開を例年より二週間早めることにした。  梅苑には和魂梅(わこんばい)・黒梅(こくばい)・座論梅(ざろんばい)・緋の司(ひのつかさ)等の珍種も多く、寒紅梅や照水梅は二センチほどに開いた花をつけているが、多くは「咲きはじめ」で、つぼみの膨らみを目線の高さで楽しめる。
祭神の菅原道真は梅を愛し、「東風(こち)吹かばにおいおこせよ梅の花主なしとて 春を忘るな」の名歌を詠んだ。
見ごろは二月下旬から三月中旬といい、梅苑の公開は三月下旬までの午前十時~午後四時。入場料七〇〇円(小学生以下三五〇円)。
 
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上京区北野天満宮で二十五日、今年最初の縁日「初天神」があった。
承和十二年(八四五)六月二十五日に生まれ、延喜三年(九〇三)二月二十五日に没した学問の神様・菅原道真を偲び、御縁日として、終日境内周辺に露店が所狭しと立ち並び、参拝者の人波が絶えない。
「天神さん」として親しまれ、二十一日の東寺・「弘法さん」と共に毎月開かれる京都の二大縁日で、境内一円に露店が多数並ぶ。その一年最初の縁日を「初天神」と呼び、「終い天神」と共に例月よりも多くの人出で賑わう。毎年十五万人の人出があるという。
今朝は強い寒気の影響で冷え込む中、防寒着を着込んだ参拝者たちは息を白くして参道を進んだ。境内は授与される梅の枝を求める人や、合格祈願をする家族連れらでにぎわった
早咲きの梅の花がほころび始めた境内には露店も例月以上に多く、約千軒の植木・骨董・古着・衣料品・食料品・雑貨などを商う店が新春の縁日の賑わいをみせる。又、この時期は受験生の合格祈願で境内は学生さんで溢れている。
境内には、五十種、約一五〇〇本の梅が植えられた梅苑があり、二十八日から公開する。有料。
 
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