2017-02-06 ■ 【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】 ★水尾・柚子風呂水尾は京都の西北、愛宕山の西麓にあり、鎌倉時代・花園天皇の頃から柚子の里と呼ばれるという小さくてのどかな山里です。農家にはそれぞれ広い柚子畑があり、初冬(早くは十月を過ぎると)に入ると、 熟した柚子を採取して柚子風呂が始まります。訪れた人々は、清和天皇陵 円覚寺等の史跡を巡り、柚子風呂に浸かり、地鶏の鶏すきや水炊きを味わいます。また、お鍋の地元産の野菜、地鶏の味は格別。水炊きの自家製ポン酢には、採れたての柚子がたっぷりと搾られています。 [京 の 季 節 の 花 だ よ り] ★北区・等持院で、樹齢四〇〇年の「有楽(うらく)椿」が見ごろを迎えている。訪れた人たちが小さなピンクの花びらを眺めながら、歴史に思いをはせている。 有楽(うらく)椿は、織田信長の弟で茶人の織田有楽が好んだことに由来する。豊臣秀頼が同院を再興した際、植樹されたと伝わっている。ツバキの高さは約一〇㍍で、例年よりも一ヵ月ほど早い一月上旬に咲き始めた。根元には深緑のコケが広がり、落ちた花とのコントラストも見ごろになっている。三月中旬まで楽しめる。