"おいない"の京都最新情報

 2017年 1月 2日(月)

 
     【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】
 
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 右京区広隆寺で一月二日に「釿始め」(ちょうなはじめ)が行われる。
建築関係者の一年の無事を願う古式ゆかしい仕事始めの儀式です。
「わ、き、ず、え、よぃ~と~」。響き渡る木遣り音頭は労働の喜びと施主の誇りを託したもの。音頭の流れる中、狩衣をつけた職人さんが宮大工さながらに古式にのっとり、木材の運搬・計測・荒削りといった所作を演じていきます。
番匠が行う斧始めは、奈良時代に起源を持つもの。一般の番匠の家でも昭和初期まで行われていましたが、まもなく消滅。番匠保存会が昭和五十六年に年頭儀式として釿始めを復興しました。儀式用の宮大工の道具が興味深い。 

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 ★初詣に混ざって親に付き添われた子供の姿が目に付く北野天満宮
「筆始祭」で神事のあと、子供達が書き初めを行う。
真剣な表情がかわいらしい、新春の風景です。三日間で約二千点の作品が奉納される。

天神書きともよばれる子供達の書は一月中旬頃から、境内に張り出されます。
書家としても知られる道真公遺愛の硯や角盥などを神前に供え、書道上達を願います。
 
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 ★洛北大原・来迎院は慈覚大師・円仁が創建した天台宗古刹。一月二日に「修正会」が行われる。
大師が中国で学んだ声明を日本に初めて伝えた地とされています。その声明が唱えられる中、来迎院町の青年達が本堂に集まり、時を見て鉦・太鼓を打ちならし、一斉にササラをすりながら堂内を円座をなして回り、声明のじゃまをします。

ついには法力で堂外に追い出され、邪気を祓い無病息災を祈願するというもの。午王宝印が無料で授与されます。 

   2017年 1 月 3日(火)
 
     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
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 東山区の八坂神社で三日、新春恒例の「かるた始め式」が行われ、平安貴族の衣装をまとった女性らが、かるたの手合わせを披露した。
八坂神社の祭神・素戔嗚尊スサノオノミコト)の詠んだ歌が日本最古の和歌とされる伝承にちなみ、46年前から続く。全日本かるた協会近畿支部の協力で同神社が主催した。
普段は競技かるたに取り組む八歳から二十五歳までの男女計十二人が二人一組となり、境内の能舞台に上がった。袿(うちき)や狩衣(かりぎぬ)に身を包んだ参加者は、上の句が詠み上げられると、おっとりとした手つきで札を押さえた。