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★府下・八幡市八幡の石清水八幡宮で九月十五日未明から、かつて賀茂祭り(葵祭)、春日祭と共に日本三大勅祭に数えられた「石清水祭」の大祭が営まれた。
石清水祭は、八幡大神が年に一度、下山して生き物の霊を慰めるとされ、清和天皇の貞観五(八六三)年に始まったと伝わる。
神事は真夜中の二時にスタート。
午前三時すぎに男山山頂の本殿から祭神を鳳輦(ほうれん)に移す神幸の儀では、提灯と御前払い(みさきはらい)の先導で弓、鉾、神宝と童子童女、神職総勢五百人が出発し、暗闇の中、松明の明かりを頼りに練り歩き、山中にこだまする笛や太鼓の音とともに、約一時間かけて下山し、山麓の頓宮で里神楽や勅使奉納。
午前八時からは、放生川の安居橋で鳥と魚を放つ放生会(ほうじょうえ)が行われます。
夕方還幸の儀が行われ、山上へと上がっていきます。
みこしの原型とされる鳳輦と平安装束の行列が、王朝絵巻をほうふつさせる光景に沿道の見物客は古代にタイムスリップ