[祇園祭シリーズ]

  【祇 園 祭 シ リ ーズ】

 
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 祇園祭神幸祭(七月十七日)と還幸祭(同二十四日)で馬に乗って神輿を先導する今年の「久世駒形稚児」を京都市南区久世の綾戸国中(くなか)神社が十五日発表した。
今年は、神幸祭で南区久世の会社員上来(じょうらい)哲男さんのおい琉彰(りゅうしょう)君(八)=大薮小三年、還幸祭向日市物集女町の内装業川原淳さんの次男あさひ君(八)=光華小三年=が務める
二人はこの日、神社の本殿に玉串をささげ、祭りの無事を祈願した。久世駒形稚児は、八坂神社(東山区)とゆかりの深い綾戸国中神社の氏子の家から選ばれる。馬の頭の形をした彫刻「駒形」を身につけて三基の神輿の一つ、中御座を先導する。
綾戸国中神社は素戔嗚尊(すさのおのみこと)の荒御魂(あらみたま)、八坂神社は和御魂(にぎみたま)をまつり、双方が一つになって初めて祇園祭が行えると伝えられる。
久世駒形稚児が、綾戸国中神社の御神体である馬の頭をかたどった「駒形」をつけ、素戔嗚尊を奉じる中御座の神輿を先導することによって、両方の神が一体となるという。
神前で行われた奉告祭に参列した後、琉彰君は「馬に乗るのが楽しみ」、あさひ君は「緊張しています。上手に乗れるようにしたい」と話した。
久世駒形稚児は、八坂神社とゆかりの深い綾戸国中神社の氏子の家から選ばれる。馬の頭の形をした彫刻「駒形」を身につけて、3基の神輿の一つ、中御座を先導する。
 
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