"おいない"の京都最新情報

[今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事] 

★春の京都を光で彩る東山区の風情ある街並みを照らす「京都・東山花灯路」が十二日夜、始まった。
寺院・神社をはじめとする歴史的な文化遺産や町並みが美しい東山界隈を日本情緒豊かな「灯り」「花」で演出する、平成十六年からスタートした大好評の早春の京都・東山山麓を京焼・清水焼、京銘竹、北山杉磨丸太、京石工芸、金属工芸製の五種類の約二千五百基もの露地行灯の雅な灯りと、京都ならではの詩情豊かに、さまざまな表情を見せる町並みの魅力が華やかに繰り広げられる。
今年で十三回目。昨年は延べ百十三万人が訪れ、京都の新たな風物詩として定着している。
京都観光の夜の風物詩づくりに光りで演出する春の宵を彩る「京都・東山花灯路2016」がまだ肌寒い夜の東山山麓につながる清水寺から清水坂産寧坂二年坂-ねねの道へと続く高台寺円山公園一帯、八坂神社では公園内を流れる吉水の小川の回遊路には、青竹の灯路で満たし、幻想的な竹灯りの川が演出され、さらに「現代いけばな展」や「灯りのオブジェ展」も催される。、知恩院から粟田口・青蓮院平安神宮へ続くことから神宮道と呼ばれる、この散策路までの全長約五キロを、露地行灯で照らし出された「灯りと花の路」は白壁や土塀、木々にゆらめく陰影、石畳に映えるほのかな灯りなど古都・京都ならではの様々な表情を見せる町並みの魅力で華やぎの世界へと誘い込みます。    
 期   間    三月十二日(土)~ 二十一日(月)
 点灯時間   午後六時 ~ 午後九時三十分 
期間中特別協賛で特別拝観とライトアップが同時開催される.

 

青蓮院知恩院・八坂神社・法観寺八坂の塔)・圓徳院・高台寺清水寺青蓮院・・・
京都五ケ室門跡の一つで皇室との関わりが深い。本尊は光そのものであり、ライトアップにより歴史を感じさせる楠、幻想的な幾種もの庭園、諸堂は、まさに仏国土を思わせる神秘的な世界です。

知恩院・・・
東山三十六峰に聳える国宝三門と友禅苑がライトアップされ、特別公開の友禅苑は江戸初期加賀に生まれた宮崎友禅斎生誕三〇〇年を記念し庭園内に銅像を建て、その遺功を顕彰して、出来ました。友禅苑から眺める三門は、華麗で優雅な世界を照らし出しています。

八坂神社・・・
全国に三千社以上ある祇園社総本社。”祇園さん”と呼ばれ広く信仰を集める。
西楼門のライトアップに加え、境内一〇八の灯籠に灯りがともります。昼間に特別拝観できる本殿は、祇園造という特殊な建築様式で重要文化財

圓徳院・・・
北政所(ねね・高台院)開創した寺で、伏見城の化粧御殿前庭を移した石組みの迫力、国名勝指定「北庭」、ねねのやさしさを表した「方丈前庭」をライトアップ。
長谷川等伯、赤松燎画伯の襖絵の公開。

高台寺・・・
北政所(ねね・高台院)が開創した寺で、境内重文の開山堂、霊屋、笠亭、をはじめ名勝庭園、方丈前庭「波心庭」、臥龍池の「水鏡」、竹林をライトアップし、女性の寺らしい幽玄さを醸し出します。

法観寺・・・
東山のシンボル「八坂の塔」をライトアップ。
崇峻天皇二年(五八九)観音菩薩の夢告により聖徳太子が創建したと伝えられる。
現在の塔は永享十二年(一四四〇)室町幕府第六代将軍足利義教公により再建。
内部に飛鳥時代の礎石を遺す。

清水寺・・・
西国三十三カ所霊場の第十六番札所。”清水の舞台”で余りにも有名。国宝本堂をはじめとする堂塔伽藍の建築美が浮かび上がり、市街の夜景が一望できる。

「高台寺」.jpg

 

                                      [京 の 季 節 の 花 だ よ り] 

 

★早咲きで知られる「モモザクラ」が、北区の平野神社で満開を迎えている

青空に映える白い花びらに、参拝者が足を止めて顔をほころばせている。
モモザクラは、中国原産の品種「唐実桜」の別名。同神社境内にあるサクラ約60種・400本のうち、河津桜に続いて開花する。例年通り今年も9日ごろから花を付け始め、この数日間が見頃という。