"おいない"の京都最新情報

2019年 3月 15日 (金)   


     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
 東山区清水寺で、清水の舞台を勇壮な龍が練り歩く「青龍会」が、三月十四日~十五日まで観音加持として行われる。
清水の音羽の滝に、観音の化身である青龍が飛来したとの故事にちなむ催し。

ほら貝を吹き先布令を行う「転法衆」を先頭に音色が響きわたる奥の院を出発し、青龍を守護する十七㍍の「四天王」・「夜叉神」・「十六善神」・「会奉行」らの神々を模した行列・大群会道が清水寺の境内から清水坂を練り歩く。 なかでも、観音の化身である青龍を掲げる龍衆は風雅で迫力満点。四月三日(月)も行われる。 
釈迦(しゃか)入滅の日に、その遺徳をしのぶ「涅槃会(ねはんえ)」の行事の一環。お松明式は釈迦の火葬の様子を表すとされるほか、三本の松明を早稲(わせ)、中稲(なかて)、晩稲(おくて)と見立てて一年の豊凶を占うとも伝わる。
 
 右京区・清涼寺(嵯峨釈迦堂)で三月十五日、釈迦が入滅した日に遺徳を偲ぶ「涅槃会」で披露される重要無形民俗文化財の「嵯峨大念仏狂言」が、狂言堂で特別公演される。
夜には涅槃会法要の後、釈迦涅槃の荼毘(だび)を暗示する伝統行事で、京都三大火祭りの一つで春の到来を告げる、「お松明式」が営まれる。
お松明式は、逆三角すい形に組んだ高さ約八㍍、直径約二.五㍍の松明が三基あり早稲、中稲、晩稲に見立て燃やし、それぞれの火の勢いでその年に豊作になる稲を占う伝統行事で、起源は不明だが江戸時代には行われていたという。
材料は赤松の枝とフジのつる。材料探しや松明作りは感覚的な要素が多く、後生に残せるよう経験を伝えることに苦労している。 釈迦(しゃか)入滅の日に、その遺徳をしのぶ「涅槃会(ねはんえ)」の行事の一環。お松明式は釈迦の火葬の様子を表すとされるほか、三本の松明を早稲(わせ)、中稲(なかて)、晩稲(おくて)と見立てて一年の豊凶を占うとも伝わる。
 
   2019年 3月 17日 (日)   

     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
 ★茶道速水流の代襲継承奉告(ほうこく)式が十七日、左京区の聖護院で行われた。約三五〇人の参列者を前に、速水宗燕(そうえん)新家元が仏前に献茶し、八代家元として励むことを誓った。
昨春、七代宗樂(そうがく)家元の喜寿を節目に代替わりをすることを明らかにし、準備を進めてきた。式は宮城泰年門主を導師に営まれ、新家元が二〇〇〇年の役行者一千三百年遠忌の際に同流が寄贈した乾山写(うつし)の茶道具などを用いて、濃茶と薄茶を献じた。続いて宮城門主から、流祖の古書からひいた「燕」の一字をとった茶号を、同時に七代家元には「任然(にんねん)」の茶号が贈られた。
宗燕新家元は七代家元の長男で〇七年に同院で得度、〇八年から宗広若宗匠として国内外での献茶や、東京に稽古場を開設するなど普及に努めてきた。式を終えて「『敬和清寂』の理念を掲げ、『燕』の一字を今後の命題として精進していきたい」とあいさつした。
 
     [京 の 季 節 の 花 だ よ り]    
 
 
★早咲きで知られる「モモザクラ」が北区の平野神社で見頃を迎えている。十七日は花冷えのするなか、一足早く桜を堪能しようという参拝客が、淡いピンクの花びらに見入っていた。  モモザクラは、中国原産で「唐実桜」の別名。同神社の境内には、花が咲くと京都の花見の始まりを告げるという「サキガケザクラ」や八重咲きの「ヒラノナデシコ」、五月初旬に見頃の「ツクバネザクラ」など六十種四〇〇本のサクラが植えられている。
同神社の境内には、花が咲くと京都の花見の始まりを告げるという「サキガケザクラ」や八重咲きの「ヒラノナデシコ」、五月初旬に見頃の「ツクバネザクラ」など六十種四〇〇本のサクラが植えられている。
境内にあるモモザクラは昨年九月の台風二十一号で二本折れてしまったが、残った三本が、台風被害にめげず美しく花を咲かせている。この数日間が見頃という。
 
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