"おいない"の京都最新情報

2019年 2月 8日(金)


          【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】
 
 
 
 ★十三まいりの“虚空蔵さん”で名高い嵐山の法輪寺は、裁縫・手芸・芸能上達の守護神として信仰され、二月八日、全国から集まった折れたり、使い古した針を供養する「針供養」が行われる。
縦三十㌢、横五十㌢のこんにゃくを祭壇に供え、参拝者は飾り糸のついた長さ三十㌢の祭事用の針を次々と刺し、針への感謝と技術向上、家庭円満を祈願した。
同寺の針供養は、平安時代清和天皇が針を納めるお堂を建てたのが始まりと伝わり、毎年、二月と仕事納めの歳末(十二月八日)にも営まれている。
本堂の前に設けられた供養箱には、折れたり使わなくなった針が寄せられた。
法要では、雅楽に合わせて奈良時代の衣装を再現したいでたちの女性四人が舞を奉納した。

 

 
★「京のよつぎさん」として知られる下京区の上徳寺で二月八日、子宝や安産を望む恒例の「世継地蔵尊大祭」が営まれる。
同寺に安置されている世継地蔵に参ると「一億日分の功徳が授かる」と伝わる。

午前中は地蔵堂で住職らが子孫繁栄や長寿など数の限定された十種の福のお札を祈祷。
午後から山伏姿の信者や僧侶による柴灯(サイトウ)護摩供があり、「子宝に恵まれますように」など思い思いの願いが記された護摩木を焚き上げた。
上徳寺の寺伝によると、江戸時代の初めに世継ぎを授かるよう日参した人が七日目の夜、お地蔵さんの夢を見た。お告げのままに地蔵菩薩像をつくり、お寺に安置したところ、懐妊したという。
その像が境内にある地蔵菩薩立像といわれ、子無き人に世継ぎを授けられる霊験あらたかな地蔵菩薩として古くから信仰され、各地からの参詣者も多く訪れます。酒粕汁の無料接待もあります。

 

 ★二十三日に醍醐寺で営まれる「五大力尊仁王会(ごだいりきそんにんのうえ)」をPRしようと、当日行われる「餅上げ力奉納」で使用するのと同型の鏡餅が、ホテルグランヴィア京都に展示されている。
五大力尊仁王会は国の安泰を祈る醍醐寺最大の法要。餅上げ力奉納五大明王に無病息災や身体堅固を祈願する行事で男性一五〇キロ、女性九〇キロの鏡餅を持ち上げられる時間を競う。
ロビーには男性用の餅が置かれた。宿泊客や観光客が珍しそうに顔を近づけたり、記念写真を撮ったりしている。展示は二十三日まで。
 
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