"おいない"の京都最新情報

2018年 10月 6日(土)


     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
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★中京区・壬生寺では毎年秋の「大念仏会」に上演される狂言の草分けといえる国の重要無形民俗文化財「壬生大念仏狂言」の特別公開が大念仏堂で十月六日~八日(三日間)一日、狂言六番ずつを連日午後一時から上演。
『ガンデンガン』の囃子に合わせて演じられる軽妙な無言劇・壬生狂言は約七百余年の鎌倉時代に始まり、壬生寺を興隆させた円覚上人が、民衆に仏の教えを身振りで伝えたのが始まりとされ、庶民の娯楽として広まった無言劇は伝統を伝え、かね、太鼓、笛に合わせ、すべての演者が仮面をつけ、無言で狂言を演じる。
重要無形民族文化財を受け三十曲を受け継いでいる仏教無言劇。
 
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初番は、人気の演目「炮烙割(ほうらくわり)」。太鼓売りと炮烙売りが、出店順を巡って争う内容で、勧善懲悪、因果応報を説いている。高さ約三メートルの舞台から約千枚の炮烙が豪快に落とされると、観客席から歓声が上がり、拍手が送られた。
毎年、人気の演目「賽の河原」や「餓鬼角力」、「愛宕詣」や「土蜘蛛」のクライマックスでは、源頼光の家来に退治された土蜘蛛が倒れ際に白い糸を勢いよく放つ演出や最後にかわらけに見立てたせんべいを出演者が舞台から投げると観客が競うように手を伸ばし受け取った。
   壬生狂言上演予定番組      毎日 13:00~17:30             
    十月 六 日(土曜)
炮 烙 割・愛 宕 詣・土 蜘 蛛・桶 取・餓鬼角力・棒  振
      十月 七 日(日曜)
炮 烙 割・紅 葉 狩・花 折・夜討曽我・羅 生 門・棒 振
    十月 八 日(月)        
炮 烙 割・賽の河原・土 蜘・橋 弁 慶・大 原 女・棒  振
 
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東山区粟田神社の大祭が、六日~八日と十五日に行われる。
粟田神社大祭は悪疫退散を願い長保三年(一〇〇一年)に始まったという。

十月十日の夜、大祭の一環「夜渡り神事」があり、二〇〇八年に約百八十年ぶりに復活した。
神仏や歴史上の人物をかたどった大型の灯籠「大燈呂(だいとうろう)」や青森のねぶたに似た大型の灯籠「大燈呂」が闇夜に浮かび上がり、色鮮やかな灯籠が引かれ、にぎやかな雰囲気に包まれ界隈を練り歩いた。 知恩院黒門前での神職と僧侶が参列する神仏融合の祭礼「れいけん」の後、高さ三~四㍍ほどの牛頭天王や八岐大蛇、出世えびす、浄土宗宗祖の法然上人、粟田神社近くの合槌稲荷神社のキツネなどをかたどった七基が次々と出発。
笛やかねを鳴らしながら氏子地域を練り歩く行列とともに、内部に仕込んだ電球に照らし出された灯籠がゆっくりと進んだ。
十八基の剣鉾は、「祇園祭」山鉾の原型といわれています。
平安時代の末頃のものや、足利義満寄進の鉾等があり、十二本の木で組み立てられた竿灯と呼ばれる提灯も行列します。また剣鉾巡行、
剣鉾差しもあります。
八日には神幸祭があり、剣鉾の巡行と神輿渡御がある。十五日は例大祭で、本殿で舞楽が奉納される。
 
 
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伏見区御香宮神社九月二十九日から十月七日まで、神幸祭が行われる。
伏見九郷の総鎮守の祭りで、室町時代の風流傘の伝統を今に伝えており、「伏見祭」とも「花傘祭」とも呼ばれる洛南の大祭。

花傘は伏見九郷の氏子らが競って風流傘を飾り立てたのが始まりとされています。
一日は、氏子町内の花傘や神輿がお祓いを受ける「花傘総参宮」が行われ、毎年約二十の町内の氏子たちが直径約三メートルもの色鮮やかな花傘や神輿を揺らしながら大手筋商店街などを練り歩きます。
神幸祭では、獅子若行列、猿田彦行列、神輿の巡行に、 稚児・武者行列が参加する。
る。
 
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