2017-07-04 "おいない"の京都最新情報 [ 祇 園 祭 シ リ ー ズ] ★祇園祭の船鉾三日、復元新調した天水引をお披露目した。手刺しゅうで表現された真新しい鳳凰(ほうおう)が、前祭の巡行を見守る。鉾正面の唐破風の下に飾る天水引で、「緋羅紗(らしゃ)地雲鳳凰図」と呼ばれる、縦約六〇センチ、横約一五〇センチの織物。これまで、一八三四(天保五)年製を使ってきたが、傷んできたため、二〇一五年、川島織物セルコンに制作を依頼した。刺しゅう家の樹田紅陽さんが手掛けた。鳳凰の部分は立体的に見えるよう、和紙や綿を入れ、絹糸や金糸で刺しゅうを施した。目には迫力を増すよう、ガラスを入れている。十三日の曳初(ひきぞ)めから使用する。