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   【京 の 紅 葉 だ よ り】 (7日 調べ)        

『青 葉』   保津峡光明寺
『色づく』    高台寺東福寺清水寺永観堂 ・ 勧修寺 ・ 府立植物園  ・  岩倉実相院  ・ 三千院 ・ 嵐 山 ・ 常寂光寺 ・  北野天
満宮 ・ 善峯寺  ・ 鍬山神社 ・ 平等院笠置山浄瑠璃寺 ・ 金剛院  ・  美山大野ダム
『見 頃』   高 雄 ・  志明院
  
     【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】
 
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 ★祗園をこよなく愛した有名な情熱の歌人吉井勇(1886~1960)が詠んだ「かにかくに祗園はこひし寝るときも枕のしたを水のながるる」の歌碑の前(祗園新橋・白川がせせらぐ巽橋のたもと)で、毎年十一月八日に「かにかくに祭」が営まれる。
故人の遺徳を偲んで、ゆかりの人や舞妓さん、芸妓さんたちが歌碑に黄菊白菊が献花され、野点の釜がかけられ、抹茶や蕎麦の接待があり、深まり行く秋に祇園ならではのゆかしい行事です。
この歌が彫り込まれた石碑は東山三十六峰の形になぞらえたもので、吉井勇の古希を祝ったのが始まりで昭和三十年代に建てられた。
 
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伏見稲荷大社で十一月八日、秋の実りを感謝し、神を天に返す「神送り」の一環で、農耕の神を祀る「お稲荷さん」の伝統行事として親しまれている晩秋恒例の「火焚神事」が行われた。
本殿での祭典の後、神苑祭場に設けられた三基の火床に、起こされた忌火で収穫したばかりの稲わらが焚かれ、全国の崇敬者から集まった約十万本の火焚ぐしを火床(縦三㍍、高さ一.五㍍)に神職が次々と投げ入れると約五㍍まで炎が燃え上がり、万福招来や家内安全を祈った。

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 右京区・嵯峨釈迦堂(清涼寺)で十一月八日、夕霧供養の「夕霧祭」が営まれる。今年は五十四回目の供養。
音曲、舞踊、茶、花、和歌などあらゆる技芸に通じ、さらにその美貌で江戸の高尾、京の吉野と並び人気を集めた大阪の名妓・夕霧太夫
近松門左衛門の「夕霧七年忌」のモデルにもなったほどの名妓です。
島原の桜木太夫を招いて本堂で法要を行い、その後太夫は禿(かむろ)を従え、墓地まで太夫道中し、花を供えてお参りをします。
また、霊宝館の秋季特別公開も開催されており、普段は非公開の国宝・阿弥陀三尊座像や本尊釈迦如来胎内納品などが公開されます。
阿弥陀如来座像は光源氏のモデルの源融(みなもとのとおる)の姿を映したとも言われ、境内には融の墓や『源氏物語』ゆかりの『恋の木』もあります。
 
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  ★中京区・堀川蛸薬師空也堂(極楽院)で十一月八日に「空也開山忌」が営まれる。
天台宗開祖・空也上人を偲んで法要が営まれ、歓喜踊躍念仏と重要無形民俗文化財の芸能六斎念仏が奉納されます。

阿弥陀聖とも呼ばれた空也は平安中期、西光寺(後の六波羅蜜寺)で九七二年九月十一日に没しましたが、晩年修行のため空也堂から東国へ発つ際に、出寺の十一月十三日を忌日とするよう言い遺したと言われます。
午前中空也が悪疫退散に供した皇福茶(大福茶)の献茶式、午後から本堂で歓喜踊躍念仏(かんきゆやくねんぶつ)と六斎念仏焼香式が行われます。ゆかりの品々も床の間に展示されます。


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