"おいない"の京都最新情報

           【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】

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 上京区宝鏡寺は通称「人形寺」と親しまれ、歴代皇女が住持となった門跡尼寺で、光格天皇遺愛の人形や多くの由緒ある人形を所蔵しています。
毎年十月十四日は、人形塚に一年間納められた人形の総供養及び人形関係物故者の供養祭が営まれる。

塚には、京人形を象徴する愛らしい御所人形が彫り込まれています。その台座には、武者小路実篤の歌碑が寄せられています。人形塚は、人形と人形制作に一生を捧げた人たちの供養塔として、真摯な意味を持っているのです。
境内に人形塚を建立した一九五九年から毎年人形塚前で法要が執り行われる。本堂で雛人形こけし、ぬいぐるみなど約五百体の人形が並べられ、住職さん達の読経が行われる中、島原の太夫による献茶と献花の後、子供や一般参加者による献花が行われます。
過去一年間に納められた人形を焼いて供養し、灰を人形塚に埋めます。 
 
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 左京区浄土寺・眞如堂(真正極楽寺)では、十月十四日~十六日まで「引声(いんせい)阿弥陀(あみだ)経(きよう)会(え)」が行われる。 
阿弥陀経を独特の調子で鉦に合わせてゆるやかな節回しで唱る珍しい仏事。

大師円仁が渡唐された際、五台山において生身の文殊菩薩から、極楽世界八功徳池の波の音に唱和する「引声阿弥陀経」を伝授されたというものです。
お経の一節を長く引いて唱える「声明」の一種で、現在は真如堂だけに残される珍しいもの。本堂で厳かに行われます。十六日は結願(けちがん)になります。
 
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 ★第四十二回大陶器市・「清水焼の郷まつり」は、全国的に京の秋の風物詩として知られ、清水焼団地一帯には毎年十万人もの人出で大賑わいます。十八日まで。
なんと言ってもこの「市」の魅力は、参加業者は清水焼窯元六〇軒近く、数十万点の京・清水焼(器、陶芸品、花器、茶道具等)が、平常価格の三~五割引きで手に入り、にわか目利き人になって掘り出し物を、値切って買うのも楽しみの一つ。
 
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