"おいない"の京都最新情報

[祇 園 祭シリーズ]
 
 祇園祭後祭(あとまつり)の山鉾巡行(二十四日)を前に京都市中心部で二十日、山や鉾の曳初(ひきぞ)めが行われた。
新町通では曳山(ひきやま)が動く姿に、観光客が懸命にカメラを向けていた。
この日は新町通の山と鉾が曳初めを行った。曳初めは誰でも参加できるため女性や子どもたちの姿が目立った。
北観音山では、市民や地元の小学生約五〇〇人が「エンヤラヤー」の音頭取りの掛け声に合わせ、綱を引くと曳山が動きだした。
曳山は祇園囃子(ばやし)を響かせながら、新町通の三条~四条上ル間約五〇〇メートルを往復した。
                 
       
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 夏を乗り切る“秘伝” 「きゅうり封じ」
きゅうりに病気を封じ込め、健康を祈る夏の伝統行事が土用の入りの二十一日と土用の丑の日の三十日に北区西賀茂・神光院で営まれる。  午前七時~午後四時半まで。    
神光院は弘法大師空海)ゆかりの寺で、「京の三弘法」の一つと称される。   
きゅうり加持は弘法大師が中国から持ち帰った疫病除けの秘伝とされ、同寺では体力の衰えやすい盛夏の弘法大師縁日の丑の日前後に営んでいる。
用意されたきゅうりは約千五百本。参拝者の名前や数え年と病名を書いた祈願文に包まれたきゅうりを本堂で祈祷を受けた後、きゅうりを家に持ち帰り、身体の悪い所を撫でて地中に埋めると土にかえる頃には病気も自然界にとけ込み、消滅するとされ、健康で猛暑を乗り切れる。  境内のきゅうり塚に埋めることも出来ます。