2016-07-19 "おいない"の京都最新情報 [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事] ★上京区の北野天満宮で十九日、正月の縁起物「大福(おおふく)梅」の土用干しが始まった。セミの鳴き声が響く境内で、巫女(みこ)や神職が梅の実をむしろに広げると、甘酸っぱい香りが漂った。 境内にある約一五〇〇本の梅の木から、六月に約二トンの実を収穫した。この日、塩漬けされた実をたるから取り出し、約一カ月かけて天日干しする。 時折夏の太陽が顔をのぞかせる中、本殿前の中庭では職員らが額に汗を浮かべながら、梅の実が重ならないよう丁寧に並べた。大福梅は事始めの十二月十三日から授与され、元旦にさゆに入れて飲むと無病息災で過ごせるとされる。