"おいない"の京都最新情報

   2019年 6月 15日 (土)

   
    [ 祇 園 祭 シ リ ー ズ ]

 

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 東山区の八坂神社で十五日、平安時代に始まった祇園臨時祭の伝統を継ぐ神事「例祭」が行われ、舞殿で優雅な東遊(あずまあそび)が披露された。
旧暦六月十四日に行われた祇園祭還幸祭の翌日、朝廷から贈り物が届けられた歴史にちなむ。幕末の一八六五年に約四〇〇年ぶりに再興して以降、十五日に例祭が行われている。
。今年は祇園祭創始一一五〇の節目。

 

   2019年 6月 16日 (日)  

 
     【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】

 

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西京区大原野十輪寺で六月十六日、平安時代六歌仙の一人、伊勢物語の主人公の在原業平をしのぶ法要が新緑のモミジが映え、鳴り響く三弦と声明に「業平忌三弦法要」が営まれた。
十輪寺は業平が政略で離された恋人の二条后を思いながら晩年この地に住み、元経(八八〇)年五月二十八日、五十六歳で亡くなるまで、ここで塩を焼いて風情を楽しんだと伝わる。
業平忌は、一族の女性との仲を裂いた藤原氏が、たたりを恐れ供養したのが始まり。塩竃の跡や墓もある。本堂前に特設した祈願道場で、三弦を奏でる独特の声明法要で、住職らが三弦を奏でながら独特の節回しで般若心経や天台声明を唱えた。
業平が好んだと云われるカキツバタや歌詠みである業平を慕って多くの俳人歌人が集い、日本舞踊・京舞の奉納や、書や献花の奉納もあり、平安の歌人に思いをはせていた。

 

  2019年 6月 17日(月)


     【京 の 季 節 の 花 だ よ り】   

 

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東山区建仁寺塔頭・両足院は、六月十七日から庭園を特別公開する。
白砂と苔に青松が美しい唐門前庭、枯山水庭園の方丈前庭、京都府指定名勝庭園の池泉廻遊式庭園からなる書院前庭の池の周りに植えられている約一千株の「半夏生」(ハンゲショウ)が葉の一部が化粧したように白く変色し、見ごろを迎えている。

純白に変わった葉が花のように、庭池の周りを彩っている。
ハンゲショウドクダミ科の多年草。名前は、七十二候の一つの夏至から十一日目の「半夏生」に花を咲かせるからとも、葉の表面がけが白く変化し「半化粧」するからともいわれる。
※ 寺宝展「朝鮮通信使の足跡」も同時開催され、龍山徳見禅師による開創の建仁寺塔頭寺院で、通常は予約をしないと拝観できない。茶室「水月亭」の特別拝観もあります。
拝 観 午前十時~午後五時まで。  七月十日

 

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