"おいない"の京都最新情報

  2017年 6月 1日(木)


     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
 ★京都薪能平安神宮京都市左京区)を会場に一九五〇年にスタート。社殿を借景に、特設の能舞台で繰り広げられる幽玄の世界は人気を呼び、恒例行事として定着した。
大極殿をバックに特設の能舞台が組まれ、闇、かがり火の中で観世・金剛・大蔵の各流派の能・狂言・小舞・仕舞等が上演される初夏の宵の風物詩、夕闇が迫るころ、かがり火に優美な舞が映える幽玄の世界を彩る伝統芸能、恒例「京都薪能」は全国でも最も古い薪能の一つ、平安初期の八六九(貞観十一)年、奈良・興福寺の法会「修二会」で奉納された薪猿楽がルーツとされる。
京都薪能は一九五〇年に始まり、観世流金剛流狂言大蔵流など流派を超えて能楽師たちが一同に集い、古都・平安神宮能舞台で開かれる。
愛好者や観光客、海の旅行者ら約一八〇〇人が幽玄の世界に親しんだ。
特設の能舞台と壮麗な社殿がかがり火や照明の光で浮かび上がった。咲き誇る菊花の中で、境内は幻想的な雰囲気に包まれた。
今年は七〇回目。日中の蒸し暑さも和らいだ午後六時半ごろ、たいまつに火がともされると、境内は厳かな雰囲気に。、躍動感たっぷりの舞台に大きな拍手が起きた。演目の合間には作品を説明する「ナビ狂言」もあった。
二日は金剛流若宗家の金剛龍謹さんによる「小鍛冶(こかじ)」や、石清水八幡宮が舞台の「弓八幡」などを上演する。
[会 期]  六月一日(木)、六月二日(金)※雨天の場合は翌日に順延。
[会 場]  平安神宮(雨天の場合はロームシアター京都・メインホールにて)
[開 演]   午後五時半
[入場料]   前売券…四〇〇〇円  当日券…五〇〇〇円(会場入り口でのみ発売)
[演 目]                      
 [第一日目] 
   ■六月一日(土)
観世流能「平安(へいあん)」,
観世流能「草子洗小町(そうしあらいこまち)」
大蔵流狂言「福部の神(ふくべのしん)」,金剛流能「石橋(しゃっきょう)」
 [第二日目] 
   ■六月二日(日)
観世流能「絵馬(えま)」,金剛流能「羽衣(はごろも)」
大蔵流狂言「仁王(におう)」,観世流能「石橋(しゃっきょう)」
 ※ 両日共,1曲目の上演後に「火入式」を行います。
 
   2019年 6月 2日(日)

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 ★生き物への感謝を示す「祇園放生会(ほうじょうえ)」が二日、東山区の辰巳大明神前で営まれた。比叡山大阿闍梨あじゃり)や舞妓、参拝者らがアユの稚魚約2千匹を白川に放った。
殺生を戒め、魚や鳥を放つ仏教行事の一つ。祇園では地元商店主や僧侶でつくる実行委員会が一九八五年から主催している。
大明神前での法要後、比叡山明王堂の釜堀浩元大阿闍梨や舞妓がおけに入った稚アユを近くの巽橋の上から放流した。南無阿弥陀仏の念仏が響く中、市民や観光客も続き、新緑の白川を元気に泳ぐアユを静かに見守っていた。
 
   2019年 6月 5日 (水)  
 
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東山区建仁寺で六月五日、鎌倉時代建仁寺を開いた開山千光祖師明庵栄西の遺徳を偲ぶ「開山忌」法要が営まれ、喫茶の風習を中国から伝え、日本の茶の祖といわれる栄西の像の前で「献茶式」が行われた。
栄西は、中国・宋で禅を学んだ後、日本で臨済宗を広め、一二〇二(建仁二)年に建仁寺を開いた。
宋から茶種を持ち帰って栽培し、茶の効用を「喫茶養生記」に纏めたことでも知られる。
会場の法堂では雅楽が奏でられ、臨済宗建仁寺派の僧侶らが読経する中、茶道裏千家千宗室家元が厳かに茶を点て、僧侶が壇上の栄西像に献じた。
 
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