"おいない"の京都最新情報

  2019年 5月 14日 (火)  

 
     [京 の 季 節 の 花 だ よ り]
 
 
★市内では最高気温が30・3度となり、三日連日の真夏日を観測した。左京区大原古知平町の阿弥陀寺では、クリンソウが最盛期を迎え、涼しげに咲く赤紫や白、黄色などの花が参拝者の目を引きつけている。
クリンソウサクラソウ科の多年草で、府の準絶滅危惧種になっている。花をつけた様子が、仏塔の九輪に似ていることが名前の由来とされる。同寺では約三〇年前から書院の中庭で保護している。昨夏に老朽化した宝物殿を移築し、中庭が広くなり、本数が五〇株増の約四〇〇株になった。今年は四月末から咲き始め、今月末まで楽しめるという。
中庭では、彩り豊かなクリンソウが建物の影の中や隙間から差す陽光を受け、コケや葉の緑色に映えていた。
 
   2019年 5月 15日 (水)   

     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
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大田神社上賀茂神社・やすらい祭
桜の花びらが散る頃に、疫神も舞って疫病を撒き散らすと信じられていました。
その疫神を安らかに鎮めるお祭で、どうぞ桜も安らかに舞い散ってほしいという願をこめて、鐘や太鼓を打ち鳴らし「いんやすらいや…花や…」と歌いながら赤熊をつけた鬼や花笠が町内を練り歩きます。
国の重要無形民俗文化財に指定されています。
 
   2015年 5月15 日(日)

    【葵 祭 シリーズ】 
 
京都三大祭のトップを飾る葵祭が華やかに古都・京都で繰り広げられる。葵祭は凶作が続いた六世紀に五穀豊穣と国家安泰を祈願したのが起源とされる。行列は下鴨神社上賀茂神社天皇が勅使を送った様子を今に伝える。
平安の世にいざなう典麗優雅な葵祭の見どころは、平安貴族の衣装に身を包んだ人々が巡行する「路頭の儀」で、行列(路頭の儀)は総勢五百名、勅使をはじめ倹非違使、内蔵使山城使、馬三十六頭、牛四頭、牛車二基、風流傘、斉王など、平安貴族そのままの姿で約一㌔にも及び、優雅な行列は全長八㌔市内を練り歩き、御所を出発して下鴨神社で「社頭の儀」を終え、賀茂街道を北上して上賀茂神社での「社頭の儀」が終了するのは夕暮れになります。
【本 列・第 一 列】 
検非違使・・・都の治安維持にあたった検非違使庁の役人。現在の警察官と裁判官を兼ねていました。
山城使・・・中央から山城国の地方行政を任された国司庁の次官(山城介)で、五位の文官。
【本 列・第 二 列】
御幣櫃・・・宮中から賀茂両社へ納める御幣物(お供え)を入れた唐櫃のこと。 白丁が担いで運びます。
馬寮使・・・走馬(御馬ともいう)の担当者である左馬寮の第三番目の役(左馬充)。六位の武官。
牛 車・・・勅使用の牛車で、一般に御所車という。現在は勅使が乗らず、行列の華として参加。軒を藤の花などで飾った壮麗な車です。
【本 列・第 三 列】
舞 人・・・神事などで奏される歌舞「東遊」を舞う、近衛府(内裏の警護などにあたった役所)の五位の武官。
勅 使・・・天皇の使いで、行列中最高位。四位近衛中将が任にあたったため、近衛使とも呼びます。現在は勅使は行列には加わらず、近衛使代が役を務めます。
【本 列・第 四 列】
陪 従・・・楽人装束を身にまとった近衛府の五位の武官。賀茂両社の社頭で歌をうたい、雅楽を奏します。
内蔵使・・・皇室の経済などを司った内蔵寮の次官で、五位の文武兼官。勅使が奏上するお祭文を棒持しています。
【斎 王 代 列】
斎王代・・・葵祭のヒロイン。衣装は十二単衣で、頭に金属製の飾り物・心葉を着用。
行列では、四方が開いた腰輿に乗って巡行します。
女 人・・・一般女官にあたる命婦、食事を司る女嬬、斎王付きの巫女である駒女と、「房車」と呼ばれる斎王の牛車などで構成される。
 
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