"おいない"の京都最新情報

 2019年 2月 25日(月)

          [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

 

金戒光明寺:「浄焚式」 2019年
 
★「くろ谷さん」の愛称で親しまれる左京区金戒光明寺で二十五日、古くなった仏壇や位牌(いはい)、塔婆(とうば)をたき上げて供養する「浄焚(じょうぼん)式」があった。
毎年二月の宗祖法然の月命日前後に実施している。厳しい寒さの中で営まれることの多い行事だが、今年は例年にない暖かさと澄みきった青空で、境内は穏やかな空気に包まれた。
念仏を唱える僧侶の声が響く中、ヒノキの葉を組んだ壇に火がつけられると、煙と炎が舞い上がった。この日は御影堂で涅槃(ねはん)図の公開もあり、僧侶による絵解きに参拝者が聞き入った。

 

北野天満宮:「梅花祭」512
 ★節分が過ぎると、やさしい香りがしだす京の町に間もなく春を告げる上京区北野天満宮で、梅の花をこよなく愛した菅原道真の命日にちなみ、遺徳をしのぶ「梅花祭と野点大茶湯」が二月二十五日開かれる。
満開の梅の花の美しさと香りに誘われ、本殿の神事では、祭神・道真の霊を「なだめる」という音に通じる「菜種」を冠に付けた神職が、古式にのっとり梅の枝や約四十㌔の蒸し米などを神前に供えた。
梅苑(約一.六㌶)と境内合わせて約二千本の梅の木が並び、種類も五十種以上と豊富で、道真の命日に当たるこの日に毎年行われている。約九〇〇年前から続く神事と、安土桃山時代豊臣秀吉が境内で催した「北野大茶会」にちなむ野点大茶湯がある。本殿近くの仮設テントの下で行われた。
紅白に彩る梅の花の風情や三光門西広場での茶席「野点大茶湯」は、色とりどりの着物姿で上七軒の芸舞妓や女将ら約四十人による野点を、ちらほら咲きから満開の早咲き梅花を愛でながら、参拝者は春の訪れを満喫し楽しんでいた。
宝物殿も特別に公開され、「梅花祭と天神さま今昔写真展」が開かれている。
絵馬殿に、縦約七十㌢、横約一㍍のパネル七十枚を並べ、昨年の祭典や茶会の様子や、約百年前の境内、市電の走る周辺の町並みなどの風景も紹介している。
恒例の縁日・「天神市」と共に楽しめます。
 
北野天満宮:「梅花祭」 2019年 140
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