"おいない"の京都最新情報

2019年日 1月 20日(日)


    【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】
   
 
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伏見区・城南宮で一年で寒さが最も厳しいとされる「大寒」の一月二十日、恒例の釜の湯をササの葉で散らして無病息災を祈る「湯立神楽」が営まれる。
年頭の恒例行事で、一八二三年「文政六年」の銘がある直径約七〇㌢の大釜が置かれ、「天から下された」とされる水を湯立てて行われる。
江戸時代中期の元禄年間の大釜も残っており、神事は、少なくともそのころから行われていたと言われる
拝殿では祓神楽、灼取りの儀、御幣舞、笹舞を四人の巫女が笛や太鼓の音色に合わせ、扇や鈴を手にのびやかな神楽を披露、悪霊退散、無病息災,願望成就を祈る.
続いて本殿前で、別の巫女一人が釜を塩で清め、湯気を立てる釜に米や神酒を注いだあと、両手に持った笹の束を湯に浸し、左右に勢いよく振りまいた。
周囲の参拝者は頭を垂れて無病息災へ沸き立つ願いを込めて湯がかかるのを待ち受けた。湯立が終わると、神事で用いた笹を持ち帰る人の列ができた
 
   ★京の骨正月
京都の一部地区でこの日を骨正月と呼んでいます。昔は、お商売をしている家では年末に食料を買いだめしておき、注連(しめ)のうちは商いを休みました。その休みの間、鮭や鰤の切り身などを食べているうちに二十日頃になるとすっかり骨ぐらいしか残らなくなるので、そのあらでだしを取り、この日に大根を煮いたことから、こんな奇妙な名称が生まれたようです。
 
 
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 ★弓馬術礼法・小笠原流元服式が二十日、上京区の梨木神社であった。新成人となった同流ゆかりの学生三人が鎌倉武士の装束に身を包み、成人の誓いを新たにした。
参拝者らが見守る中、新成人は鎌倉時代から伝わる「加冠の儀」に臨んだ。門人の介添えを受けて直垂(ひたたれ)姿に着替え、最後に「因(ちな)みの親」と呼ばれる後見人に烏帽子(えぼし)を頭にのせてもらい、大人の仲間入りを果たした。
 
 煎茶道方円流の初釜が二十日、中京区のホテルで開かれた。各界の招待客と国内外の門人ら約二七〇人が出席し、心のこもった一煎を和やかに味わった。水口松園家元嗣が、えとにちなんだ「精華亥刻」の茶碗などを用い、すがすがしい煎茶を丁寧にいれた。豊園家元が「まず一煎を頂いて、ひとときでも心を空っぽにしてください」と、落ち着いた時間を過ごすよう勧めた。暦の上では「大寒」のこの日、席には黄檗山七代悦山の「花開萬国春」の軸が掛けられ、穏やかな季節の到来を願った

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