"おいない"の京都最新情報

   2019年 1月 2日(火)

     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
 ★書道の上達を願い一年の目標や願いを書き初めする「天満書(てんまがき)」が二日、上京区北野天満宮で始まった。
朝から初詣でにぎわう境内で、親子連れらが筆を振るい、奉納した。
学問や書家として知られる祭神菅原道真にちなみ、毎年開かれている。絵馬所では子どもからお年寄りまでが、引き締まった表情で「戌(いぬ)年」「元旦」など新年にちなんだ言葉や文をしたためた。「初志貫徹」や「合格」、「夢」など目標に向けた決意を表現したり「えがお」や「平和」などで明るい一年を願う子どももいた。
 
 右京区広隆寺で一月二日に「釿始め」(ちょうなはじめ)が行われる。
建築関係者の一年の無事を願う古式ゆかしい仕事始めの儀式です。

「わ、き、ず、え、よぃ~と~」。響き渡る木遣り音頭は労働の喜びと施主の誇りを託したもの。音頭の流れる中、狩衣をつけた職人さんが宮大工さながらに古式にのっとり、木材の運搬・計測・荒削りといった所作を演じていきます。
番匠が行う斧始めは、奈良時代に起源を持つもの。一般の番匠の家でも昭和初期まで行われていましたが、まもなく消滅。番匠保存会が昭和五十六年に年頭儀式として釿始めを復興しました。儀式用の宮大工の道具が興味深い。
 
 
  2018年 1月 3日(水)

     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
 東山区の八坂神社で三日、新春恒例の「かるた始め式」が行われた。
平安装束を身にまとった「かるた姫」たちが、境内の能舞台で初手合わせを奉納し、参拝者らが優雅な札さばきに見入った。

八坂神社が日本最古の和歌を詠んだと伝わる素戔嗚尊スサノオノミコト)を祭っていることにちなんだ行事で、今年で四十八回目。近畿の各かるた会に所属する六歳から二十七歳までの男女計十四人が舞台に上がった。
かるた姫たちは、緋袴(ひばかま)に袿(うちき)姿で二人一組となり、ゆっくりとした所作で札を取る古式の手合わせを披露。色とりどりの豪華な衣装と、読み手が歌う百人一首の響きに、初詣客らは迎春のおもむきを堪能した。
 
   2019年 1月4日(金)

     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
 ★新春恒例の蹴鞠初(けまりはじ)めが四日、左京区下鴨神社で行われた。平安装束を身に着けた「鞠足(まりあし)」と呼ばれる人たちが優雅に鞠を蹴り上げ、四方を囲んだ見物客が歓声を上げた。蹴鞠は飛鳥時代に日本に伝わり、貴族の間で流行した。現在は一九〇三(三十六)年に発足した「蹴鞠(しゅうきく)保存会」が伝承。同神社の蹴鞠初めは昭和三十年代から同保存会が奉納している。
鞠をおはらいした後、境内に設けられた正方形の鞠庭で行われた。烏帽子(えぼし)に水干、はかま姿の鞠足が「アリ」「ヤア」「オウ」と掛け声を発し、鹿と馬の皮で作られた直径約二〇センチ、重さ約一五〇グラムの鞠を右足で蹴り上げた。
周囲には人垣ができ、鞠を続けて蹴り上げると歓声が湧き、落とすとため息が漏れた。
 
   2019年 1月 5日(土)

     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
 左京区赤山禅院で五日、天台宗総本山・延暦寺大津市)の荒行「千日回峰行」を満行した僧侶による「八千枚大護摩供(ごまく)」があり、参拝者が新年の安寧を祈願した。
願い事が書かれた多数の護摩木をたく行事で、毎年営まれている。境内にある雲母不動堂で午前九時から始まり、叡南俊照、上原行照、叡南浩元の三人のの大阿闍梨あじゃり)が不動明王像の前で護摩木を次々と炎にくべていった。
参拝者たちは煙の立ちこめる堂の中で不動真言を唱え、燃え上がる炎を見つめながらそれぞれの願いを祈った。
 
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