"おいない"の京都最新情報

  2018年 12月 18日(火)


     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

 

 

 


亀岡市京都市右京区嵯峨嵐山地区を結ぶ保津川下りで、冬仕様の「お座敷暖房船」が運航されている。
山々が霧に包まれた情緒ある風情のなかを進んでいる。

保津川遊船企業組合によると、四季を通じて運航しているにもかかわらず、京都市内の人たちにさえ冬場は運休だと誤解されがちだという。このため、雪景色や水墨画のように幻想的な渓谷美など魅力のPRに近年は力を入れている。
船は、通常のベンチシートを外して平面に変わり、水面に近い低い視点から景色を眺めることができるようになった。透明シートやアクリル窓で覆われ、石油ストーブも設置されたため、上着を脱ぐ人が多いほど暖かいという。
竿(さお)、櫂(かい)、舵(かじ)の三人一組で操船する船頭にとって、風の抵抗を受けやすいため、風が強い日に四人、五人へ増員するなど高度な技に触れる絶好の機会にもなる。
三月九日まで。午前一〇時、十一時半、午後一時、二時半に定期運航

 

   2018年 12月 19日(水)


    【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】

 

★幸福地蔵菩薩に今年一年の感謝と来年の無病息災を願う「納めの地蔵」が十九日、「鈴虫寺」の愛称で知られる西京区華厳寺で始まった。
幸福地蔵はわらじ履きで、願いをかなえにやって来るとされる。この日は「お焚き上げ法要」が営まれ、住職が般若心経を唱える中、幸福地蔵に参拝者が供えたわらじや千羽鶴が火にくべられた。
駐車場では大根炊きが無料で振る舞われた。参拝者は湯気を立てる大根をほおばり、冷えた体を温めていた。大根炊きは二十日まで。地蔵菩薩の縁日の法要は二十四日午前十一時から営まれる。

 

   2018年 12 月 20 日(木)
  

   [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]   

 

 

 

 

 

真宗大谷派の本山・東本願寺で二十日、新年を前に「すす払い」が行われた。門徒らが割り竹を手に一斉に畳をたたくと、一年間に堂内にたまったほこりが舞い上がった。
僧侶や門徒約一四〇人が参加した。世界最大級の木造建築物「御影(ごえい)堂」では、ほおかぶりにマスクをした参加者が、長さ約一メートルの割り竹で畳をたたいた。堂内に「パンパン」という音が響きわたると、ほこりが舞い、もやがかかったようになった。ほこりは、半畳ほどの大うちわで、堂外へあおぎ出した。
終了後、大谷暢顕門首が巨大な竹ぼうきを使って「寿」の字を宙に書き、迎春準備を整えた。
※すす払いは、近くの西本願寺でも行われた。今年は「伝灯奉告法要」開催のため御影堂、阿弥陀堂にいすを配置しており、規模を縮小して行われた。

 

 

 

 

★新春を迎えた八坂神社(東山区)の本殿を飾るしめ縄作りが二十日、京・丹波町下山の尾長野地区で行われた。
氏子たちが長さ三・五メートルの縄三本を威勢良くねじり上げ、太さ七十センチの大しめ縄を作り上げた。

同地区にある八坂神社の分社「尾長野神社」が、一九七〇年から毎年、近くの「神撰田」などで収穫した米を奉納。一九七〇年から地元産の稲わら約百㌔を使って、大小十四本のしめ縄を作り奉納している。
氏子たちはお田植え祭で植えた稲のわらを使い、中央付近が華やかに太くなるよう気を配りながら、稲わらの束をきつく編み込んだ。同じ長さの三本を氏子総出で持ち上げ、豪快にねじり、フジのつるで両端を結んだ。大しめ縄と長さ二メートルの中しめ縄を三本ずつ
作った。仕上がったしめ縄は二十三日に奉納され、二十七日、二十八日に祇園・八坂神社本殿に飾られ、お正月を迎える。

 

   2018年 12月 21日(金)


     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

 

 

 
★一年を締めくくる東寺の「終い弘法」が二十一日、境内であった。約一二五〇店の露店が所狭しと立ち並び、訪れた人たちが歳末の買い物を楽しんだ。
東寺の造営に携わった真言宗の宗祖空海弘法大師)の亡くなった日にちなみ、毎月二十一日の縁日に「弘法市」が開かれている。境内には、手作り品や骨董品に混じってお節料理に使う店も多く、次々と訪れた人が足を止めて品定めする姿が見られた。境内南側の弘法大師(修行大師)像の前でも参拝者が後を絶たず、線香の香りが一帯に漂った。

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