"おいない"の京都最新情報

 2018年 12月 3日(月)

     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
 ★初詣の参拝者に授与する縁起物「福かさね」を作る作業が三日、伏見稲荷大社で始まった。緋袴(ひばかま)姿の神楽女が、しめ縄の張られた部屋で迎春準備に取りかかった。
福かさねは、稲荷山に生える杉を使った「しるしの杉」や守矢(まもりや)、絵馬、稲穂を組み合わせて作る。それぞれに招福や開運、五穀豊穣(ほうじょう)などの願いが込められ、絵馬の原画は日本画家の上村淳之さんと由里本出さんが手掛けた。
社務所の一室では、神楽女たちが朱塗りの守矢に青々とした杉、黄金色の稲穂を一つ一つ組み合わせては手際よく仕上げ、神楽女たちは「福かさねを手にした人に、たくさんいいことがあるよう願いながら作っています」と話していた。元日から二月上旬まで二五〇〇0円で授与する。
このほか、新春大札や「達成の鍵」、千本鳥居にちなんだお守り「願かけ鳥居」の授与もある。
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 ★師走の南座で、京都の芸舞妓たちが顔見世を観劇する「花街総見」が三日、始まった。耐震改修を終えて十一月に新開場した南座では三年ぶりで、華やかに着飾った祇園甲部の芸舞妓らが、新装された館内に一層の彩りを加えた。
花街総見は、歌舞伎界とゆかりが深い京都五花街の恒例行事。芸舞妓が、歌舞伎の舞や三味線など芸事を学ぶ機会にしている。
この日は、祇園甲部の芸舞妓約六十人が来場した。「まねき」を模したかんざしを挿すなどし、塗り直して朱色が鮮やかな桟敷席に座ると、片岡仁左衛門さんら人気役者の所作や演技に見入った。
今回の顔見世は十一月から二カ月連続公演だが、花街総見は例年通り師走入り後に行われる。七日まで、先斗町祇園東、宮川町、上七軒の順に観劇する予定。
 
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    2018年 12月 4日(火)
     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
★市内禅宗各本山・臘八会(ろうはつえ)が始まった。
厳しい冬こそが禅修行の季節。釈迦が悟りを開いたという臘月(十二月八日)にあわせて、 禅宗の各僧堂で外部との接触を一切絶ち、七日間不眠不休の座禅修行が行われます。
八日の暁には臘八会法要をし、粥の中に甘酒、もち、焼栗などを入れて食べるそうです。
■場 所: 禅宗各本山
(妙心寺南禅寺建仁寺大徳寺東福寺相国寺天龍寺など)
■期 間: 十二月一日~八日(※毎年同じ日程