"おいない"の京都最新情報

  2018年 11月 15日(木)
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 左京区真如堂(真正極楽寺)で十五日、十夜連続で念仏を唱える「お十夜法要」が最終日の結願を迎え、お練り大法要が営まれた。
本堂から独特の鉦の音が響く中、山伏や稚児、僧侶ら約五十人が紅葉に包まれた境内を歩いた。現世で十日十夜にわたって念仏を唱えると、仏の国で千年の善行を積むのに勝るという、無量寿経の教えに基づく法要。阿弥陀如来への感謝を込める意味合いもあり、真如堂では毎年十一月五日から十五日にかけて営まれる。大法要は、「会行事」の僧侶を先頭に、山伏やご詠歌の歌い手、華やかな衣装に身を包んだ稚児らが行列となって続いた。境内を歩いたあと鉦の音に導かれるように本堂に入り、本尊の阿弥陀如来像前ど読経。参拝者が一連の法要を見守った。境内では「十夜がゆ」ともいわれる小豆がゆも有料で振る舞われる。
 
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    2018年 11月 16日(金)
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東山区泉涌寺塔頭(たっちゅう)新善光寺で十一月十七日から、寺に伝わる美術品を紹介する「秋の新善光寺展」が開かれる。
掛け軸やふすま絵などを公開する。
昨年九月から始めた大方丈の瓦ふき替え工事が今年七月に完了したことを記念し、開山以来、初めて寺でこれらの美術品を公開することにした。
コイが滝を泳ぐ狩野探幽の「鯉図(こいず)」や、光格天皇の遺品の置きごたつ、府文化財に指定されている「仏説長阿含経(ぶっせつじょうあごんきょう)」など十六点が並ぶ。
十二月一日までの午前十時から午後四時。拝観料五〇〇円。