"おいない"の京都最新情報

 2018年 11月 14 日(水)


    【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】
 
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 東山区・新日吉(いまひえ)神宮で十一月十四日には「火焚祭」が行われる。
平安時代末期から宮中の御産祈願に行われたという里神楽湯立て神楽などが奉納されます。
金物の神と知られる古社では、平安中期刀匠三条小鍛冶六郎宗近がこの地に「ふいご」を築き、祭神の神力を受けた三人の童の助けで名剣「小狐丸」(こぎつねまる)を鍛えたとの故事にちなみ、火焚串を美しい「ふいご」の形に積み上げ、火の勢いが衰えた頃ミカンを投げ入れます。焚かれたミカンは中風封じや風邪薬の効能があるとか。
農耕に鉄器が不可欠であったことから稲荷の神を勧請し、五穀豊穣を祈るお祭です。
火焚串奉納者には「おひたき(ミカン、まんじゅう、おこし)」がお下がりとしていただけます。遠方からの参詣も多く、大変にぎわう一日です。
 
   2018年 11月 15日(木)

     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
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 東山区三十三間堂の東に位置するあの忠臣蔵大石良雄も仇討ち成就の祈願を行ったという法住寺で毎年十一月十五日、「身代不動尊大祭(採灯大護摩供)」が行われる
法住寺後白河上皇の御所・法住寺殿の中心寺院として知られる。本尊の不動明王は、源義仲法住寺殿を襲った際、身代わりとなって上皇を守ったと伝えられている。
「鬼法楽」は、本堂前に設けられた護摩壇の周りを、方除け厄除の不動でつえを持った天狗を先頭に赤・青・黒三匹の鬼が松明・剣・まさかりを持ち、護摩のまわりを踊り歩く儀式で、太鼓の音に合わせた鬼たちの迫力ある動きで、厄除祈願の大護摩供が炊きあげられます。護摩焚きでは約二万本の護摩木を燃やし、炎に向けて山伏たちが無病息災や家内安全を祈願した。稚児行列や笹酒やうどんの接待が振る舞われる。
 
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 御香宮神社・火焚祭
諸願成就の願いを込めてお火焚が行われます。