"おいない"の京都最新情報

 2018年 11月 11日(日)


     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
 ★中京区・堀川蛸薬師空也堂(極楽院)で十一月十三日に「空也開山忌」が営まれる。
天台宗開祖・空也上人を偲んで法要が営まれ、歓喜踊躍念仏と重要無形民俗文化財の芸能六斎念仏が奉納されます。
阿弥陀聖とも呼ばれた空也は平安中期、西光寺(後の六波羅蜜寺)で九七二年九月十一日に没しましたが、晩年修行のため空也堂から東国へ発つ際に、出寺の十一月十三日を忌日とするよう言い遺したと言われます。
午前中空也が悪疫退散に供した皇福茶(大福茶)の献茶式、午後から本堂で歓喜踊躍念仏(かんきゆやくねんぶつ)と六斎念仏焼香式が行われます。ゆかりの品々も床の間に展示されます。
 
   2018年 11月 12日(月)
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 ★亥(い)年の到来を前に護王神社で十二日、同神社の「神の使い」イノシシを描いた巨大な絵馬が設置された。同神社には、祭神和気清麻呂が刺客に狙われた際に多くのイノシシが守ったとする伝説があり、また、拝殿前にはこま犬の代わりにイノシシの像が置かれている。
拝殿正面に掲げられた絵馬は縦二・七メートル、横四・二メートル。原画は京都市在住の日本画家曲子明良(まげしあきら)さんが手がけた。例年より一週間ほど早めの設置といい、絵馬は来年一月末まで拝殿に掲示される予定。
  2018年 11月 13日(火)
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★漆工芸とゆかりの深い日本三大虚空蔵の一つである嵐山・虚空蔵法輪寺で十一月十三日、「うるし祭」が営まれる。
本尊虚空蔵菩薩は古来から漆器業・工芸技術の守護神として信仰を集めてきた。
十一月十五日は、文徳天皇の第一皇子惟喬(これたか)親王(八四四~九七)が法輪寺にこもり、本尊虚空蔵菩薩から伝授された漆の製法と漆塗りの技法を完成させた満願の日とされる。その遺徳をしのび、本尊にうるしへの感謝と伝統技術の絶えぬ継承と業界繁栄を祈願し、全国漆業連合会が毎年法要を営んでいる。茂山社中による奉納狂言もあります