"おいない"の京都最新情報

 2018年 11月 1日(木)

         [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
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 護王神社平安時代宮中の年中行事であった亥子餅の儀式を再現した「御玄猪(おげんちょ)」の儀式に由来する「亥子祭」が行われる。浄闇の境内に照らし出された殿上で、あたかも平安絵巻のひとこまのような優雅な神事が執り行われます。陰暦十月亥の刻に新穀で餅をつき、 配り、子孫繁栄、無病息災を祈願したことにちなむ神事です。
本殿の儀の後、御春の儀が行われ、胡麻・小豆・栗の三種類の亥子餅を神殿に供えます。参拝者も参加できるのがその後の提灯行列。
亥子餅を御所へ献上する行列です。
御所から戻り、お囃子に合わせてついた亥子餅が、参拝者にふるまわれます。雅やかな宮廷の風習がうかがえるお祭り。
 
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 京都五花街の秋の舞踊公演の最後を飾る祇園東新地恒例の第六十一回「祇園をどり」(十一月一日~十日)が開幕した。
京都五花街と呼ばれる「祇園甲部・宮川町・上七軒先斗町祇園東」の中で 、唯一「祇園東」だけは秋のみの公演となっており、春の開催はありません。
祇園東歌舞会の芸妓、舞妓が社寺などの著名な襖絵をテーマに円熟した伎芸を披露。毎年伝統と新しい企画をうまく調和させ、華やかで特徴のある構成が人気です。
2018年は「遊尽童翫物(あそびづくしわらべのかんぶつ)」がテーマ。
フィナーレの「祇園東小唄」では芸妓と舞妓が勢揃いします。 
【演目】 「雪月花東山風情」(全六景) 
 第一景: 「春駒」 
 第二景: 「喧嘩独楽」 
 第三景: 「手習いの夢」
 第四景: 「双六」
 第五景: 「あそびづくし」
 第六景: 「祇園東小唄」
 祇園東の四季の移ろいと名所を美しく唄い上げて、芸妓・舞妓全員で華 々しく舞い、フィナーレを迎えます
 
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 ★耐震改修を終えた南座が一日新開場した。
幕開けを飾る十一月の顔見世で、襲名を披露する松本幸四郎さん一家は、歌舞伎史上初とされる親子孫三代での「勧進帳」に夜の部で臨んだ。三人が舞台にそろうと、客席から大きな拍手がわき起こった。
松本白鸚(はくおう)さん(76)が富樫、幸四郎さん(45)が弁慶、市川染五郎さん(13)が義経を務め、一家三代が「勧進帳」の主要三役にそろった。
劇場再開と南座発祥四〇〇年を記念して、今年は顔見世の開幕が一カ月早くなる。十一月の顔見世は二十五日まで。十二月の顔見世(一~二十六日)は役者や演目を替える。