"おいない"の京都最新情報

2018年 10月 31日(水)


    [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
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 ★読書週間(十月三十日~十一月四日)にかけて、京都の若手古書店の集まり、京都古書研究会が主催する秋の「古本まつり」(書物に感謝する全国唯一の古本供養と青空古本市)が、左京区・百萬遍知恩寺で三十一日から十一月四日まで開催される。
今年で四十二回目となる即売会。
今回は十八店が参加し、京都三大古本祭の中で最も歴史があり、愛好家だけでなく、学生や家族連れなど様々な人が気軽に楽しめる催しとなっている。
「読書の秋」にふさわしく初日から大勢の人が文学や歴史、美術など多種の古本や文庫本、雑誌など約二十万冊の古書が境内に並べられた中、お気に入りの品を探し品定めしていた。
     § 京の秋・非公開文化財特別公開始まる! §
京都古文化保存協会が毎年、春と秋に実施している、普段は非公開の社寺や寺宝や建造物、障壁画などの特別拝観を十一月一日から十一月十一日の間で京都市八幡市の十八社寺で行われる。今季で五十三回目
関西学生古美術連盟の九大学の学生が各施設を案内し、解説してくれる。
拝観料は一カ所 大人 八百円 : 中高生四百円
 
     ∞∞公開される文化財や特別拝観∞∞
上賀茂神社
   南北朝時代から近代の刀剣を国の重要文化財(重文)の高倉殿で公開する。
北野天満宮                                        
   長谷川等伯筆「弁慶昌俊相騎図絵馬」(重文・桃山時代)や、源氏
   の宝刀として知られた太刀「鬼切丸」(重文)などの名刀約四十点
   を展示する。
冷泉家
     現存する最古の公家住宅(重文)が公開される。屋内では江戸時代
   貝合わせやかるたの展示も。  
下鴨神社
   二〇一五年の式年遷宮で修復が行われた国宝の東西本殿、大炊殿(重
   文)、神服殿(重文)などが公開される。
 
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 ▽ 白砂山荘 橋本記念館
  截金模様が美しい鎌倉初期の地蔵尊立像(重文)、国指定名勝の庭園
  などを公開する。
法然院
  本堂北側の方丈で、狩野光信筆とされる襖絵「海棠」(重文)など。
 
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▽ 光雲持
   後水尾天皇中宮東福門院の像や肖像画、遺髪などゆかりの品を
   展示する。庭園は市指定名勝。
▽ 大寧軒
   三角(三柱)鳥居のある池泉回遊式庭園は古儀茶堂十一代家元・
   透月斎竹窓が造営した。
▽ 無鄰菴
   明治天皇が自ら作成、山形有朋に贈られた「拝領夏橙製煙草入れ」
   などを展示。
知恩院大方丈・小方丈・方丈庭園
   大方丈と小方丈は一六四一(寛永十八)年、徳川家光の建立。
   内部には狩野派絵師による障壁画がある。      
▽ 建仁寺開山堂・浴室
   開山堂は栄西禅師の墓所。禅師の木像をまつる。浴室は寺の創建
   時からあったと考えられる施設。
▽ 久昌院
   三畳台目の茶室「遠州別好ノ席」などを公開。方丈では宇喜多一
   蕙筆「長篠合戦図」も見られる。
六道珍皇寺
   薬師如来像(重文)を展示する。閻魔堂では閻魔大王像や小野篁
   像なども。
▽ 西福寺
   弘法大師建立の地蔵堂が始まりとされる寺。檀林皇后ゆかりの九
   相図は、人が亡くなり土に返る様子を描いている。
妙法院
   境内の中央にそびえる、豊臣秀吉の千僧供養ゆかりの庫裏(国宝)
   などを展示。
▽ 東寺講堂
   五重塔 (国宝)は一六四四年に徳川家光の寄進により再建された。
   初層内部には両界曼荼羅などが描かれている。
石清水八幡宮
   社殿(国宝)江戸時代初期に完成した。本殿(国宝)では、織田
   信長が寄進した「黄金の雨樋」などが見られる。
▽ 松華堂庭園・美術館
  江戸時代初期を代表する文化人でもあった松花堂相乗ゆかりの庭園。
  昭和初期に庭園を訪れた竹久夢二の肉筆画など関連作品を展示する。