"おいない"の京都最新情報

2018年 7月 9日(月)

 
     [ 祇 園 祭 シ リ ー ズ]
祇園祭・八坂神社奉納:「鱧まつり」 2018年
 ★「鱧(はも)祭」とも呼ばれる祇園祭に合わせ、兵庫県淡路島特産のハモを奉納する「はも道中」が4日、東山区の八坂神社であった。淡路島観光協会の役員らがハモを入れたおけをかついで境内を練り歩き、万葉の昔から「御食国(みけつくに)」と呼ばれた豊かな食文化をPRした。
 かつて淡路島のハモが京都に献上されていたことにちなみ、同協会が毎年行っている。「淡路島からハモ道中」の掛け声に合わせて、「クイーン淡路」の女性ら約50人が舞殿の周囲を3周した後、本殿に奉納した。
 淡路島の郷土料理「はもすき」の提供もあり、降ったりやんだりの空模様にもかかわらず参拝者らが次々と手に取り、用意された300食が30分足らずでなくなった。  
   2018年 7月 9日(月)
     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
貴船神社「水まつり」(横長」)
 ★京の奥座敷・洛北貴船の貴船神社は生活に欠かすことの出来ない水を司る神社として、水商売をはじめ、酒屋・風呂屋・傘屋・染色業・農業の人など、水のおかげで生活できる人々の信心を集め、又船員や船旅に出る人が、お参りに行きます。平安朝の昔には、朝廷の勅使が雨乞いのときには黒馬を、止雨のときには白馬を神前に奉納して祈願したといわている。
現在も三月九日に行われる雨乞祭にそのなごりがしのばれる。
七月九日には京都の年中行事として有名な「貴船の水まつり」が毎年盛大に行われます。この祭りは水徳をたたえ一年の水の恵みに感謝をこめて祈願するものです。
 
貴船神社・貴船水まつり「式庖丁の儀」
神事の他、裏千家による献茶・楽辰會の舞楽奉納・烏帽子姿の生間流家元による式包丁があり、古式にのっとった鯛、鯉の料理が披露され、藤森神社鳴鳳雅楽会の雅楽雅楽奉納が行われます。
全国から水関係の信者が毎年多数参拝されているようです。
八月六日までは、貴船一帯日没から午後八時まで「七夕ササ飾りのライトアップ」が行われる。(土・日・祝日は午後九時まで) 八月十五日まで。
青竹の筒に入れられたろうそくの光が、優しく足元を照らします。 
 
貴船の川床ロゴ
☆また、山峡の風情を味わう「貴船川納涼川床料理」で自然の涼しさいっぱいの京の別天地へお越しになっては如何でしょう。
残暑の厳しい京都、九月中旬頃までは賑わいます。十六軒の料理屋さんが貴船川に沿って立ち並んで居ります。どことも川に床を出しての席で情緒と涼しさは抜群です。
その分、料理のわりには値段は少々↑?のようです。
§ 周辺の見所は §
貴船神社は水の神様と共に縁結びの神様としても有名で、男女の縁だけでなく、人と人との縁も結ばれると言われ、子授けなどあらゆる縁結びに霊験あらたかであると伝えられています。
下流に蛍岩と呼ばれている大きな岩があり、平安中期の歌人和泉式部が夫の心が遠のいたのを嘆いて、祈願したときに詠んだ歌の場所です
▲もともと貴船神社の本社であった今の奥宮の神殿の下には日本三大竜穴の一つ、貴船竜穴(その他 大和の室生竜穴、備前の竜穴)があります。
 
千本釈迦堂:「陶器市」 (2)
上京区大報恩寺(通称・千本釈迦堂)では、九日から十二日まで、お寺さんの陶器市として、全国の陶磁器業者が境内に露店を並べ夏の風物詩として親しまれている「陶器市」と「陶器供養会」が開かれる。
陶器市は、本尊釈迦如来像が「地」にまつわることから営む陶器の法要に合わせて開かれている。

今年は約四〇店が軒を連ねた。
十日には磁器の原石などを本堂に供え、日常生活に深いつながりをもつ陶器に感謝をささげ、陶器業界の発展をあわせて祈願する「陶器供養」の法要が行われる。
国宝の本堂は一二二七年の創建時のままで、京洛最古の古建築です。