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【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】

三千院・「放生会」2012年

 ★殺生を戒め、命あるすべてのものに感謝する「放生会」が二十八日、左京区・大原の三千院で営まれ、参拝者たちが、コイの稚魚を池に放った。三千院の恒例行事。
約千匹のコイを用意し、午前八時半の開門から午後五時の閉門まで、初めて終日行った。
僧侶が、一四〇〇年前の中国の故事にちなむ行事であることを説明。
参拝者たちは、宸殿にお参りした後、庭園の小道を進み、手おけに入れたコイを池に放った。

冷泉家:「乞巧奠・祭壇」

 旧暦の七夕にあたる二十八日、歌道宗家冷泉家に伝わる星祭り「乞巧奠(きっこうてん)」が、上京区冷泉家住宅で行われた。
灯火のほのかな明かりに包まれた祭壇「星の座」を前に、狩衣(かりぎぬ)と袿袴(けいこ)姿の男女が七夕を詠んだ和歌を手向けた。
牽牛(けんぎゅう)と織女(しょくじょ)の二星に和歌や雅楽をささげ、技芸上達を願う行事。王朝文化をしのばせる年中行事の一つで門人ら一五〇人が集った。
星の座を設けた庭に薄闇が漂い始めると「披講の座」が始まり、あらかじめ出された今年の兼題「七夕月」について詠んだ冷泉為人当主の和歌「秋風にたなひく雲の晴れゆきて月の御舟はいさこき出てむ」など九首が節をつけて歌われた。即興の「流れの座」では、男女が天の川に見立てた布をはさんで恋の歌を贈り合った。

冷泉家に伝わる星祭り「乞巧奠(きっこうてん)」2017年

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