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 [京 の 季 節 の 花 だ よ り]

真如堂:「菩提樹」見頃 2017年
 左京区真如堂(真正極楽寺)で、菩提樹の花が見頃を迎えている。小さな乳白色の花が鈴なりにぶら下がり、甘い香りを漂わせている。
仏教を開いた釈迦(しゃか)が菩提樹の下で悟りを開いたといわれ、仏教では聖なる木の一つとされる。インドの菩提樹とは種類が異なるが、中国や日本ではシナノキ科の高木を菩提樹と呼んでいる。
本堂正面の南側に植えられており、寺伝などによると、樹齢は二五〇年ほどとみられる。大きく張った枝のあちこちで乳白色の花を咲かせている。