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 八橋検校の功績を偲ぶ
左京区鹿ケ谷・法然院江戸時代初期に活躍した筝曲の始祖、八橋検校の三百三十三回忌法要が、命日にあたる六月十二日に左京区法然院では聖護院八ッ橋総本店が一九四九年から毎年、法要を営んでいる。.

「八橋忌」と検校の墓がある菩提寺金戒光明寺塔頭・常光院(通称・八橋寺)では井筒八ッ橋本舗の「八橋祭」の法要がそれぞれ営まれた。
検校は江戸時代初期の筝曲家で目が不自由だったが、筝曲を習って自ら八橋流を創始し、名曲「六段の調べ」を作るなど近世筝曲の祖ともいわれている。
法然院の八橋忌は、聖護院八ツ橋総本店が「八橋検校三百三十三回忌」を開いた。検校の肖像画の前で貫主の読経や焼香の後、琴や尺八の演奏、祇園甲部の舞妓による京舞が奉納され、近世筝曲の祖に思いをはせた。
検校の墓がある金戒光明寺参道(聖護院通り)で、現在の京土産の代表でもある「八つ橋」は、検校の墓参りに訪れる弟子らに、八橋検校を偲び琴の形をした菓子を作ったのが始りとされる。

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