"おいない"の京都最新情報

【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】     

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 ★財運の神様として知られる、下京区高辻通室町西入ルの繁昌(はんじょう)神社神社の神幸祭が二十日、営まれた。
今年は七十六年ぶりに男衆の手によって神輿が担がれ、賑やかな掛け声とともに地域を練り歩いた。第二次世界大戦の影響で途絶えていた同祭の神輿巡行が、祭りをさらに盛り上げようと氏子らが企画した。
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  湯立神楽は、巫女(みこ)が釜の湯をササの葉で振りまき、無病息災を願う神事。神社には一九四一年の記録が残っているが、以降は神輿巡行とともに途絶えた。氏子らが、長く蔵に眠っていた湯立釜に光を当てることを企画し、知人の巫女に依頼して神楽を再興する。
当日は巫女が湯立ての後に舞を披露する。湯のしぶきを浴びると厄よけの効果があるという。湯立神楽は午前十時開始。午後一時からは神輿の巡行があり、堤灯や太刀を携えた隊列が綾小路、室町、松原、新町通に囲まれた地域を練り歩く。
 
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 ★国内外から煎茶道の諸流派が集う「第六十二回全国煎茶道大会」が二十日、宇治市五ケ庄の黄檗宗大本山・万福寺で始まった。
境内各所に各家元の茶席が設けられ、今年は「お茶の京都博」の一環でカウンターで煎茶や玉露を味わう「宇治茶BAR」も初めて催された。訪れた市民らは晴天の下、新緑をめでながら茶を味わった。 
同寺は、煎茶中興の祖と伝わる江戸期の黄檗宗僧侶・売茶翁(ばいさおう)とゆかりが深く、寺に事務局を置く全日本煎茶道連盟が毎年開いている。今年は、国内二十流派と台湾の二団体が茶席を設ける。
 
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 平安時代の船遊びを再現する車折神社右京区)の三船祭が二十一日、渡月橋上流の大堰(おおい)川で営まれた。新たに清少納言役の女性も登場し、新緑に包まれる川面に優雅な王朝絵巻の世界が広がった。
八九八年に宇多上皇大堰川で船遊びをした故事にちなみ、一九二八年祭りの復活を望む地域住民らの声を受け、地元の商店や観光関係者が今年二月に「三船祭保存会」を発足した。より多くの人に祭りを楽しんでもらおうと清少納言役の女性を地元から公募し、華やかさを増して再出発を果たした。
時代装束姿の参加者は、府立嵐山公園中ノ島地区から十二単(ひとえ)に身を包んだ清少納言役の舞台女優、千葉吉美さんを先頭に行列をつくり川岸に到着。神事の後、午後二時に千葉さんや神職らが乗る御座船を先頭に、計七隻の船が川に進んだ。
供奉船からは舞楽や今様歌が奉納され、清少納言役の千葉さんはきらびやかな扇を流す「扇流し」を披露した。両岸は大勢の観光客で埋め尽くされ、みやびな光景を見入っていた。

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 右京区愛宕・野宮両神社の祭礼「嵯峨祭」が五月二十一日の神幸祭で神輿が嵯峨釈迦堂前の御旅所まで巡行します。
嵯峨祭は室町時代から続き、神仏習合の名残をとどめている大覚寺の祭りとして始まったとされ、古くは約六百余年前の貴族の日記に登場し、元禄四年には、松尾芭蕉が落柿舎に滞在中この嵯峨祭を楽しんだという記録が嵯峨日記にあります。現在は地域の祭だが愛宕神社野宮神社を祭神として行われる。また、江戸時代まで二基のみこしを所有していた大覚寺に巡行し、祈願を受けている。
愛宕神社みこしが一八一〇(文化十)年、野宮神社みこしが一七三七(元文二)年の製作で、前回の修復が一八四四(天保十五)で両みこし共、痛みが激しく老朽化したので修復された。
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 還幸祭は二十四日、嵯峨・嵐山一帯で繰り広げられる
午前中に御旅所出発後、嵯峨の町内を一巡。午後に嵐山出発。稚児行列、子供神輿剣鉾巡行。随行、愛宕神輿、野宮神輿、神酒車などが巡行。
大行列や長さ約五メートル重さ四十キロ近い、剣鉾を持った男衆が鉾上部の鈴を鳴らしながら勇壮な剣鉾差しが披露され、その後を二基の神輿が北嵯峨から渡月橋至る初夏の嵯峨野路を練り歩き、こちらも盛大です。
 
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 東山区三十三間堂廻り養源院は、文禄三年(一五九四)淀君が父の菩提を弔うため秀吉に願い建立しました。
商売繁盛、無病息災、家内安全の御利益があるとされる養源院の大般若経会は、一月、五月、九月、の二十一日に行われる恒例行事です。

一切は空であるとの思想を説く仏教の諸経典を集成した大般若経全六〇〇巻を御宝前で導師と出仕の僧四人で転読します。
当日の参拝者には御札の授与があり、御供養が配られます。
    [京 の 季 節 の 花 だ よ り]
 
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 ヤマアジサイの変種「アマチャ」が植わる建仁寺塔頭・霊源院(東山区)で二十日、庭園「甘露庭」の特別公開が始まった。咲き始めたばかりのかれんな花が、新緑の古刹(こさつ)に彩りを添えている。
アマチャは釈迦の生誕を祝う仏教行事「花祭り」で仏像に注ぎ掛ける「甘茶」の原料。釈迦の一生を凝縮した甘露庭は菩提(ぼだい)樹や沙羅双樹(さらそうじゅ)などとともにゆかりの深いアマチャ約二五〇株が植わり、一昨年から開花に合わせて公開を始めた。
今年はアマチャの開花が遅く、現在は一部で青や白の小さな花が咲いている。寺では建仁寺の開祖・栄西や霊源院を開いた龍山徳見にちなんで、両者が日本に伝えたとされる茶とまんじゅうを提供する席も設け、訪れた人は甘味を堪能しながら庭園を眺めていた。
特別公開は六月十八日まで。五月二十八日にはホタルを放ち、午後八時から夜間拝観を行う。拝観料五〇〇円。
 
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