"おいない"の京都最新情報

   【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】

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 下京区浄土真宗本願寺派本山・西本願寺で、宗祖親鸞の生誕を祝う「親鸞聖人降誕会」が、親鸞が生まれた一一七三(承安三)年四月一日新暦に置き換え、毎年五月二十日と二十一日に親鸞を偲んで法要や能、雅楽などが営なまれている。
降誕会は、親鸞が生まれたとされる伏見区日野で江戸時代から行われていた。
親鸞を祝い、慶祝行事が催され祝賀能があり、観世流の能、大蔵流狂言が豪華な欄間彫刻や障壁画で知られる対面所では、南側に隣接する重要文化財の南能舞台で演じられ、門信徒約一千人が能と狂言を堪能し、魅了した。
祝賀能は歴代門主が能を好み、法要の行事としてきたことにちなみ明治以降、京都観世会が奉仕している

阿弥陀堂では、雅楽を演奏して祝った。
色とりどりの装束で笙や篳篥を奏で、お堂は厳粛な雰囲気に包まれた。
懇志五千円以上で鑑賞券・飛雲閣での御抹茶の御茶席は閣内に入れる年に一度の機会で、薮内流社中が抹茶を接待する。

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 ★国の重要伝統的建造物群保存地区の指定を受けている京都府南丹市美山町北の「かやぶきの里」で五月二十日、地域の防火施設点検のため、放水銃の一斉放水訓練が行われ、サイレンの合図で、今回点検対象とした五十六基の放水銃が勢いよく水柱を噴きだし、集落全体がたちまちシャワーに覆われ、約五分間の放水で、水煙にかやぶき民家は水のカーテンに包まれたかやぶきの里は、一九九三年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。現在、三十八棟のかやぶきの家があり、今では里の風物詩として知られ、全国から大勢の写真愛好家や観光客が訪れ、新緑の彩りを深めた集落を包むシャワーの競演を盛んにカメラに収めていた。例年午前中に行っていたが今年は午後一時半から。
二〇〇〇年五月二十日未明にかやぶきの美山民俗資料館が焼失し、その後、放水銃六十二基を整備し、毎年火災のあった五月と十一月に施設の点検と、防火の誓いを兼ねて一斉放水を実施している。最近では観光名物にもなっている。
 
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         [京 の 季 節 の 花 だ よ り
 
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 左京区古知平町の阿弥陀寺で、谷あいの湿地に生えるクリンソウが、見頃を迎えている。
濃いピンクや白、黄色に混じってオレンジ色や薄いピンクのものもある。クリンソウは二〇一五年の府のレッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されているサクラソウ科の山野草。もともとは山に自生していたのを、寺が三十年前から境内で株分けしながら育てている。今年は四月末ごろから開花し始めた。現在は二〇〇株が競うように咲き、新緑と色鮮やかな花の対比がすがすがしい。

拝観は午前九時~午後四時。拝観料 四〇〇円が必要。